夜、車を運転していると、目の前に携帯電話を手にしたまま運転する自転車が飛び出してきたーー。
静岡県警察が事故の瞬間を捉えたドライブレコーダー映像を、公式YouTubeで公開しています。
なぜか止まらない自転車
静岡県警が2019年5月17日に公開したのは、「携帯電話を使用した自転車との衝突事故」の映像です(15秒)。
映像を見ると、事故が発生したのは夜。街灯も少なく、車のライトだけが頼りの人通りの少ない道路です。
車は細い道を進んでいき、緩やかな右カーブを曲がっていきます。その時、前方左の小道から自転車が走ってきました。
車は急ブレーキをかけて完全に停車しましたが、なぜか自転車は止まることができません。そのまま正面衝突してしまいました。
よく見ると、自転車の運転手は左手に携帯電話を持っており、車の存在に気づいたものの、うまくブレーキをかけられなかったようです。
幸い、大きな事故には発展していませんが、自転車の「ながら運転」は注意力を低下させ、重大事故につながる恐れがあります。
県警は動画説明欄で、「自転車を利用する際は、携帯電話を使用しないなどのルールを順守し、交通事故防止に努めましょう」と呼びかけています。