コメダ珈琲店を展開するコメダホールディングスは、株主優待銘柄として根強い人気を持つ。
その背景には、優待や配当だけでなく、外食業界でも高水準とされる収益性がある。投資家・桐谷広人さんの投稿や2026年2月期の決算資料から、その「稼ぐモデル」の強さを読み解く。
高水準の営業利益率、その背景は?
人気の背景の1つは、株主優待・株価上昇・配当を兼ね備えた総合的な投資妙味にある。
桐谷さんは4月25日、Xでコメダホールディングス株について、2016年の上場直後に1850円で100株買ったことを明かした。その後もずっと株主優待ポイントをもらっているといい、「今は3030円。優待を頂きながら含み益☺️」と投稿した。
取得時から株価は約1.6倍となっており、この日は株主優待を活用しながら、コメダ珈琲店でランチを楽しんだという。
この投稿には、「含み益+配当と本当に良い個別株ですね」「配当・含み益・優待の3拍子が揃う銘柄を、上場直後から持ち続けているなんてすごい!」といった声が寄せられている。
コメダホールディングスの2026年2月期決算は、売上高572.25億円(前期比21.6%増)、営業利益94.24億円(同6.8%増)で増収増益。営業利益率は16.5%となった。
タリーズコーヒーは約8.74%、ドトールは約6.38%、サンマルクは約5.42%。他の主要チェーン店に比べて高い水準にあると言える。その背景には独自の事業モデルがある。
コメダは経営理念に「心にもっとくつろぎを」を掲げている。多くのカフェチェーンが回転率を重視するなか、コメダはそれとは対照的に、滞在価値を重視している。ゆったりとしたソファ席や長居しやすい空間づくりによって、コーヒー1杯に加え、シロノワールや軽食などの追加注文を促し、客単価の向上につなげている。
看板商品の「シロノワール」やボリューム感のある軽食メニューは、コーヒー単体よりも高い客単価を生みやすい。また、「ポケモン」などとのコラボメニューも、新規顧客の獲得につながっている。
全店舗の9割以上がフランチャイズ(FC)という点も特徴だ。本部は店舗運営コストを抑えつつ、パンやコーヒー豆などの「卸売」を収益の柱とすることで、高い利益率を維持しやすい構造を築いている。
さらに、一般的な売上連動型ではなく、「1席あたり月額1500円」という定額制のロイヤルティを採用。加盟店は売上増加分が利益に反映されやすく、オーナー側の運営意欲を保ちやすい仕組みとされる。
海外展開も加速。投資家にも還元
コメダは新中期経営計画「CONNECT 2030」で、2031年2月期までにグループ1400店舗、営業利益130億円を目標に掲げ、海外展開も加速させる方針だ。
加えて、配当と自己株式取得を合わせた総還元性向50%以上を目標に掲げるなど、株主還元にも積極姿勢を示している。

コメダホールディングス
株主優待の魅力に加え、高い収益性と還元方針の両立が、桐谷さんのような長期保有株主や投資家から注目を集める理由の一つとなっているようだ。
本記事は、事例として取り上げた金融商品の売買を勧めるものではありません。本記事に記載した情報によって読者に発生した損害や損失に関しては、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。

2 時間前
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