市長がホームレスシェルターに毎週泊まる写真が話題に⇨「こんなリーダーが増えてほしい」の声(アメリカ)

1 日前 5

アメリカ・コロラド州オーロラ市のマイク・コフマン市長(71)が、毎週金曜日に同市にあるホームレスシェルターに宿泊していると、シェルターで眠る写真がSNS上で話題になっている。

市長は、ホームレス状態にある人々と継続的に共に時間を過ごして話を聞き、シェルターや支援プログラムの改善に繋げるために毎週、4カ月以上にわたり通っていると説明している。

「支援プログラムが理想的なものになるまで、毎週金曜、ホームレス状態にある人々と共に過ごし続ける」

元下院議員で退役軍人でもあるコフマン市長はFacebookで6月、ホームレスシェルターへの宿泊について投稿し、2月から毎週、通っていると綴った。

市長が通っているのは、路上生活から抜け出したばかりの人々が利用するシェルターのオーロラ・リージョナル・ナビゲーション・センター(ARNC)で、市長は運営団体の理事も務めているという。

市長は金曜日夜に仕事を終えた後、市庁舎からシェルターに向かって、シェルター利用者と話をし、夜は男性用の共同シェルターの簡易ベッドで就寝。翌朝土曜日には利用者への朝食の準備や配膳を手伝っている。

市長がシェルターで眠る写真に対しては、SNS上で「政界にこんなリーダーが増えてほしい」「これが真のリーダーシップ」との声が上がっている。

パフォーマンスだとの批判もあるが、「心配しているふりはできても、行動するふりはできないからね」「行動して、継続していることが重要」「しっかりとプラグラムの改善に繋げてほしい」との意見もある。

また、共和党員の市長に対し「政治的にはこれまでずっと反対の立場にいて、今もそれは変わらないけど、(この行動からは)深い経緯と感銘の思いを抱いています」という声も多く寄せられた。

市長のシェルターでの宿泊については、アメリカ現地のウェブメディアなどでも取り上げられている。

マイク・コフマン市長
マイク・コフマン市長

Hyoung Chang via Getty Images

市長は、「私が毎週金曜日にそこにいると知ってもらうためには、継続性が重要」と毎週通い続けている理由を綴り、「彼らにとって私の存在が馴染み深いものになるにつれ、彼らも打ち解け、自身の抱える困難や将来への期待について、より率直に話してくれるようになりました」とした。

直接対話する機会からは、シェルター利用者が直面する困難な状況についてより深く理解するきっかけになったとしている。

また、ホームレス状態にある人たちへのスティグマも残る中、「見下したり、軽蔑の目で見たりするのではなく、一人の人間として思いやりを持って接する」大切さについても強調した。

何か連絡を取る必要がある時にと、市長はシェルター利用者に名刺を渡しており、市長が眠る様子が映った写真は、利用者が撮影し、送ってくれたものだとしている。

写真からは、簡易ベッドが並べられた簡素な作りが見受けられる。このシェルターについて市長は、住宅を失って路上生活に陥ったり、路上生活から抜け出したばかりの人たちを対象とした、第一段階の緊急的支援の場だと説明。

心理的ケアや依存症からの回復訓練、職業訓練などの自立に向けた支援を含む第二段階の支援プログラムにいち早く進んでもらうため、あえてシェルターは簡素な作りになっているとした。

フルタイムの仕事に就いた人に向けた第三段階の支援では、ホテルを改装した255の個室を備えた施設(現在は工事中)が用意されており、住まいを失った人も賃貸住宅を借りられるようになるまで、安心して働けるサポートがあるという。

市長は、「支援プログラムが私が理想とする姿になり、コロラド州だけでなく全米の模範となるようなものになるまで、私は毎週金曜の夜、ホームレス状態にある人々と共に過ごし続けるつもりです」と綴っている。

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