山本由伸が駆け抜けた“極限の9日間”の真実 腕すら上がらぬ疲労も…見せた笑顔「また頑張りましょっ」

2 ヶ月前 9
夢を叶えた現実が、そこにあった。極度の奮闘で握力を失い、自力で上げられなくなった右腕は重力に従うしかない。グラブを外した左手の5本指で右肘付近をグッと掴むと、脱力した右掌は空を仰ぐ。「よかった。本当によかった……」。ドーム球場なのに、まだ沸き立つ湯気。額の汗を拭える場所は限られている。左肘付近のアンダーシャツで一瞬、視界を遮る。口元に繊維を当てながら、その細かな隙間から飛んできた言葉があった。「最後、何を投げましたっけ……?」。アドレナリン全開だった、カナダ・トロント。歓喜の表彰式を待つドジャースの山本由伸投手は、力尽きていた。
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