外来カニの侵略対策に「8万匹のタコ」を導入、イタリア

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貝を食い荒らす外来カニに「天敵」をぶつける

ブルークラブは北米の大西洋沿岸を原産とする甲殻類です。

数十年前、船舶のバラスト水などを通じて地中海へ持ち込まれた可能性が高いと考えられています。

画像ブルークラブ/ Credit: en.wikipedia

近年になって個体数が急増し、特に被害を受けているのがアドリア海沿岸の貝類養殖です。

ブルークラブは青みを帯びた頑丈なハサミを持ち、若いアサリを含め、海底のさまざまな生物を食べます。

ヨーロッパ有数のアサリ生産地を抱えるエミリア=ロマーニャ州では、2022年以降の被害額が約1700万ユーロに達したとされています。

農業・漁業団体コルディレッティは、イタリア全体の被害額を約2億ユーロと推定しています。

しかもブルークラブは泳ぎが得意で、大きな個体は1キログラムほどに成長します。

さらに現地では天敵が少ないうえ、非常に高い繁殖力を持っています。

そこでボローニャ大学の研究チームが考えたのが、マダコを増やす方法でした。

タコは自然界でカニなどの甲殻類を積極的に捕食する強力な捕食者です。

研究者たちは、この食性を利用すれば、ブルークラブの増加にある程度ブレーキをかけられるのではないかと考えました。

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