名古屋の『スガキヤ』が20年ぶり関東進出。あの“不思議なフォーク”の使い方を聞いてみた

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「スガキヤ」が6月、20年ぶりに関東地方へ進出すると発表。それに伴い、ネット上ではラーメンに必ずついてくる“不思議なフォーク”があらためて注目されている。

スガキコシステムズが運営するスガキヤは、東海地方を中心に約300店舗を展開し、「名古屋のソウルフード」として知られるラーメンチェーン。関東エリアでは、2006年に東京・高田馬場店が撤退して以来、長らく出店がなかった。

今回の発表によると、2026年秋から冬にかけて神奈川県内に2店舗出店し、さらに今後3年で関東地方に50店舗の展開を目指すとしている。

今回の発表を受け、SNSでは「20年ぶりの関東復活、うれしい!」「懐かしい。絶対行く」など歓喜の声が上がった。

ラーメン一杯430円。味・お値打ち感・使い勝手の良さ

今年で創業80周年を迎えたスガキヤ。公式サイトによると、「味」「お値打ち感」「使い勝手の良さ」が地元で評価され、「親子三世代に愛される味」を育んできたという。

また、一杯1000円前後のラーメン店も多い中、スガキヤの看板商品「ラーメン」は430円(税込、以下同)。スライスした豚肉が5枚のった「肉入ラーメン」(580円)や、これからの季節には定番の「冷しラーメン」(630円)も人気だ。

さらに、デザートメニューの中には、苺のかき氷にソフトクリームをトッピングした「いちご氷」(290円)や「クリームぜんざい」(290円)といった、300円以下のスイーツもあり、SNSでは「令和とは思えない価格」「多くの飲食店が値上げする中、企業努力がすごい」と驚きの声も上がっている。

スガキヤに聞いた「ラーメンフォークの使い方」

そんなスガキヤでラーメン系メニューを注文すると、一緒に提供されるのが、スガキヤオリジナルのラーメンフォーク。スプーンとフォークが一体化しており、一般的な「先割れスプーン」とも異なる形状だ。

前述のとおり、関東進出の発表を機にあらためて注目されており、スガキヤ未体験の人からは「これでラーメンを食べるの?」「どうやって使うの? お箸はないの?」などの声も上がっている。

このラーメンフォークに正しい使い方はあるのだろうか? ハフポスト日本版が、スガキコシステムズに話を聞いた。

──ラーメンフォークはどのように誕生したのですか?

ラーメンフォークが誕生したのは1978年です。1973年のオイルショックの影響で省エネ・節約ブームが起きていて、弊社でも余分なコストをカットすることが急務でした。そんな時、当時の初代社長・菅木周一が、店舗で大量に捨てられていた割り箸に目を付けました。

当時のお客様はれんげと割り箸でラーメンを食べていましたが、れんげは洗って何度も使うのに、割り箸は使い捨て。かと言って、再利用できる箸にすると、洗うための水道代がかかってしまう。そこで、「それなら、箸とれんげをひとつにしよう」と思いついたのです。

──昔のラーメンフォークは、今とは異なる形状だったそうですね。

今のデザインは2007年にリニューアルしたものです。以前のデザインは右利きの方しか使用できないデザインだったため、次第に「使いにくい」という声が上がるようになりました。そんなお声に応え、右利きと左利き、両方の方が使用できるユニバーサルデザインになりました。

ラーメンフォークのデザインは海外からも注目されていて、アメリカの「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」でも展示・販売されています。

──ラーメンフォークの使い方を教えてください。

フォークの部分で麺をすくい、スプーンの部分でスープをお召し上がりいただけます。

実際は箸で麺を食べて、レンゲ代わりにラーメンフォークを使われる方も多いのですが、これ1つでぜひラーメンを食べてみていただきたいです。

また、お箸が使えない小さなお子さまからは、「ラーメンを上手に食べられる」と評価していただいております。

箸を使い慣れていない外国からのお客様にも、お役立ていただけると思います。

──ラーメンフォークは販売も行っているそうですね。

MoMAでは単品で販売されており、店舗やオンラインショップでは丼とセットで販売しております。お土産用としてもご自宅用としてもご好評いただいております。

──スガキヤ未体験の関東地方の皆さんに、メッセージをお願いいたします。

関東の皆さま、はじめまして。スガキヤは東海地方の皆さまを中心に「ソウルフード」とおっしゃっていただける、唯一無二の懐かしい味のする和風とんこつ味のラーメン、そしてラーメンとも相性抜群のソフトクリームのお店です。

「早く、安く、美味しく」をモットーに、ラーメンがワンコインでお召し上がりいただけるのも魅力です。お子さま連れでも、お昼にサッと食べたい時にも、学生さんの放課後の軽食としても、ファストフード感覚で楽しんでいただければうれしいです。

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