吉村知事、恋リア『恋愛病院』鑑賞会での「顔で1番美しい」発言に波紋。公人の外見評価に批判も

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大阪府の吉村洋文知事が、ABEMAで配信中の恋愛リアリティ番組『恋愛病院』の女性出演者に対し、「顔で1番美しいと思う」などと発言したことが、外見評価やルッキズムの観点から、SNS上で議論を呼んでいる。

恋愛リアリティ番組では、出演者同士が恋愛対象として相手の容姿や相性に言及すること自体は、これまでもあった。その上で今回、特に波紋を広げた背景には、吉村知事が「公人」という点がある。

問われる「公人」の発言

議論を呼んでいるのは、ABEMAとともに「恋愛病院」を共同制作したReHacQが、4月25日にYouTubeで配信した鑑賞会だ。

吉村知事は、参加者の1人の女性について、「賢くて優しそう」「パートナーになったら1番合うと思った」とコメント。その後、視聴者からの「所詮顔か」という指摘を受け、「顔で1番美しいと思うのはエリナさん」「さっきもアジアンビューティーって言ってたけどね」と他の女性の名前を挙げた。

吉村知事は「イチ視聴者として来ている」としているものの、現職の大阪府知事であり、強い発信力を持つ公人でもある。そのため、女性出演者を外見の観点から評価しているように受け取られる発言に対し、SNSでは「公人として不適切ではないか」「ルッキズムを助長しかねない」といった批判が上がった。

また、同番組に出演した石丸伸二氏もこの鑑賞会で、気になる女性について「顔で選ぶならエリナさん」と発言し、同様の批判が寄せられた。

ルッキズムとは、外見や容姿を基準に人を評価し、それをもとに優遇したり差別したりする態度や行動を指す。近年では、外見至上主義がジェンダー不平等や自己肯定感の低下、偏見の再生産につながるとして、社会的な問題として議論されることが増えている。

もちろん、恋愛において外見が判断材料の1つになること自体を完全に排除するのは現実的ではない。実際、視聴者が出演者を見ながら「誰がタイプか」を語ること自体は珍しくない。

SNS上でも、「恋愛番組なのだから好みを話すのは自然」などと擁護する声もあった。

だが今回は、「大阪府知事」という立場にある人物が、女性出演者を外見の観点から評価するような発言をしたのだ。

公人の発言は単なる個人の感想にとどまらず、社会に対して影響力のある発信となる可能性がある。

過去にも問われた「外見」発言

なお、公人や政治家による外見をめぐる発言は、過去にも議論を呼んできた。

日本維新の会では2022年にも、石井章元議員が立候補予定者だった同党新人の容姿について「顔で選んでくれれば1番を取るのは決まっている」などと発言し、その後撤回したことがある。

当時、幹事長だった藤田文武氏は「最近はルッキズムとかジェンダーとか、そういうことについて我々は適切に言葉を選んでいくべき」と述べ、厳重注意したとしていた。

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