(CNN) 普段はイスラエルの揺るぎない支持者であるはずのルビオ米国務長官が、ペルシャ湾岸のアラブ3カ国訪問中に米国の重要な同志国であるイスラエルを訪れなかった。この動きは、イランとの交渉が進む中でイスラエルのネタニヤフ首相に対してさらなる冷遇を示すものだと専門家らは指摘する。
トランプ大統領はネタニヤフ氏への不満を募らせている。主な理由はレバノンでのイスラエルの行動だ。レバノンでのイスラエルと親イラン武装組織ヒズボラとの衝突は、成立したばかりの合意を脅かしている。
現在行われている中東への重要な訪問にネタニヤフ氏の関与はない。通常であればイスラエルへの立ち寄りも含まれるはずだ。
「ルビオ氏が再びイスラエルを訪れないという事実は、米国とイスラエルの間に緊張があることを示している」と、イスラエル軍情報機関でイラン部門の責任者を務めたダニー・シトリノウィッツ氏はCNNに語った。この動きは「米国が、合意に向けた交渉にイスラエルが参加していると見なしていない一方で、湾岸諸国のことは確実にそう見ているという事実を浮き彫りにした」と同氏は付け加えた。
米国務省のピゴット報道官は、ルビオ氏の訪問の目的について、湾岸の同志国に支援への謝意を示し、在クウェート米国大使館の業務再開を記念することだと述べた。
「ルビオ長官は国務長官として複数回イスラエルを訪れており、地域全体のパートナーや同志国と同様に、イスラエル当局者とも頻繁に話している」(ピゴット氏)
ネタニヤフ氏は今回の合意についてほぼ沈黙を守っているが、ネタニヤフ氏寄りのメディア関係者は合意を非難している。この合意は、イランへの経済制裁緩和につながる可能性がある一方で、イスラエルが戦争目的として掲げたイランの核開発計画や弾道ミサイル兵器などの問題に関する協議を先送りするものだからだ。
英ロンドンに拠点を置くシンクタンク「王立国際問題研究所(チャタムハウス)」で中東・北アフリカプログラムのアソシエートフェローを務めるヨシ・メケルバーグ氏はCNNに対し、イスラエルは自国の最善の利益に基づいて動く「二転三転する」政権に対応していると語った。
専門家らによれば、イスラエルが米イラン間の合意を損なう恐れのある存在として浮上したことは一度ではなく、トランプ氏とバンス副大統領双方からの厳しい批判を招いている。
それが意味するところは、ネタニヤフ氏が交渉の「プレーヤーではない」ということだとメケルバーグ氏は指摘する。たとえ同氏がそう装っていても。
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本稿はCNNのナディーン・イブラヒム記者による分析記事です。

2 時間前
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