【分析】イラン巡るあらゆる分岐点、トランプ氏の選択はことごとく裏目に

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(CNN) 米国のトランプ大統領は、イランを巡る問題でまたしても岐路に立たされている。しかし、こうした局面を迎えるたびに同氏の選択肢は狭まる一方であり、どのような行動を選ぼうとその代償は拡大の一途をたどる。

トランプ政権は26日、イランへの空爆の一時停止について、外交のための時間を確保することが目的だと説明した。米軍は13夜連続となる攻撃を実施した後、3夜にわたって空爆を停止している。ただ同政権は、さらなる衝突激化の可能性に備え、「いつでも行動できる態勢を整えている」とも警告した。

外交的な動きの兆しも、ある程度は見られる。イランはここ数日、オマーンと外務次官級協議を行ったと発表した。しかし今のところ、イラン側が自国の中核的な要求について方針を転換する気配はない。それはホルムズ海峡の航行を自らの管理下に置くという内容で、今回米国との緊張激化を引き起こした要求だ。

トランプ氏はいつもの状況に逆戻りしている。ここまで攻撃を激化させることでイランから譲歩を引き出そうとしてきたが、この戦略は戦闘開始当初と同様、今回もうまく機能していない。地上部隊を投入して圧力をさらに強めるという選択肢もあり、それによって米軍の軍事的優位を生かせる可能性はある。しかしその場合、米軍に大きな人的被害が出る危険も伴う。現時点で、この戦争に対する米国民の支持は極めて低い状況にある。

数週間で終わると明言していた戦争が始まってから約5カ月、トランプ氏は今もなおイランに対する交渉の余地を生み出そうと試行錯誤を続けている。しかしその戦略は選択の余地をことごとく狭め、厳しいものにしているように思われる。

政治的な圧力も高まっている。先週原油価格が跳ね上がったことで、ガソリン価格は一段の値上がりが見込まれる。国際的な指標であるブレント原油価格は26日、5%超下落したものの、 この戦争に反対する多数の米国民の不満は強まりそうだ。紅海を経由する代替の原油輸送ルートも、イランの支援を受けるイエメンの反政府武装組織フーシによって脅かされている。世界の原油在庫は危機的に低い水準へと近づき、エネルギー危機の深刻化に対する懸念が高まる。米国の中間選挙が11月に迫る中、トランプ氏率いる共和党にはすでに逆風が吹いている。

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