「今のオーナーに対する侮辱」 フェラーリ初のEV「ルーチェ」に酷評噴出

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(CNN) 「法外すぎる値段」「今のオーナーに対する侮辱」「まるで日産リーフみたい」――。イタリアのフェラーリが披露した初の電気自動車(EV)「ルーチェ」に対し、そんな酷評が噴出している。

丸みを帯びたルーチェの外観は、フェラーリ伝統のシャープなデザインとはかけ離れていた。

ルーチェの価格は64万ドル(約1億円)。英自動車誌のオート・エクスプレスは「誰も欲しがらないアップルカー」と評した。ルーチェのデザインは米アップルのデザイン責任者を務めたジョニー・アイブ氏の集団が手がけている。

米自動車専門家のローレン・フィックス氏はCNNの番組の中で、「我々のようなフェラーリオーナーにとっての侮辱」と言い切り、「まるでニッサン・リーフみたい」と付け加えた。リーフの販売価格はルーチェの10分の1以下。

フィックス氏は、フェラーリはEV開発の必要性を痛感していたとの見方を示唆。一方で、ポルシェがEV開発計画を撤回したことを指摘し、消費者は高額な価格設定に難色を示すだろうと注意を促した。

イタリア人も同意見らしい。「法外に高い(55万ユーロ!)。しかも美的観点からは、見ての通り…跳ね馬の車には到底見えない」。イタリアのマッテオ・サルビーニ運輸相はX(旧ツイッター)にそう書き込んだ。

ルーチェは富裕ファミリー層がターゲットで、電気モーター4基を搭載し、最高速度は時速190マイル(約300キロ)、航続距離は300マイル(約480キロ)以上。エンジンの振動やサウンドを人工的に再現してフェラーリらしい乗り心地を保っている。

発表翌日にミラノ株式市場で8%以上下落したフェラーリ株価は多少持ち直したものの、時価総額は約50億ユーロ(約9280億円)の減少となっている。

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