香港(CNN) 中国で人工衛星を搭載して打ち上げられたロケットが、打ち上げ直後に爆発した。宇宙開発でしのぎを削る中国のロケットは、これまで比較的失敗が少なかった。
爆発したのは「長征7A」。10日夜、海南島にある文昌宇宙発射場から打ち上げられた85秒後に、巨大な火の玉となる様子を映像がとらえていた。
この爆発に言及した中国の国営メディアは少なかった。
国営新華社通信は打ち上げの3時間後、「ロケットの飛行中に異常が発生した」と報じて失敗を確認。「原因は調査中」として詳細は伝えなかった。

爆発したロケット「長征7A」は打ち上げから85秒後に、巨大な火の玉と化した/Meng Zhongde/VCG/AP via CNN Newsource
中国のSNSに出回った映像は、ほとんどが国営メディアなどのコンテンツに限られていた。大手SNSにユーザーが投稿した映像は、削除されたり検索結果の表示順位が下げられたりしたと思われる。
自らもロケットの爆発を何度も経験している米スペースX創業者のイーロン・マスク氏は、「ロケットはめちゃくちゃ難しい」とXに投稿した。
今回の打ち上げは、長征7Aの18回目のミッションになるはずだった。過去に失敗したのは初めての打ち上げだった2020年の1回のみ。21年3月の打ち上げは成功し、大勢の見物人が集まって打ち上げを見守った。
失敗に終わった10日の打ち上げ後、SNSに投稿された映像の中の1本には、息をのむ声が収録されていた。ロケットは午後8時過ぎに空中分解したと思われる。国営メディアによると、同ロケットにはラジオやテレビなどの通信サービスを世界中に届ける人工衛星「中星4B」が搭載されていた。

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