
この記事の要点
- ロビンフッド、英国で仮想通貨50種超の取引を開始
- 手数料無料で株式と一括管理、FCA新制度に先行参入
英国で50種超の仮想通貨取引を開始
米投資アプリ大手のRobinhood(ロビンフッド)は2026年8月10日、英国の顧客向けに仮想通貨(暗号資産)取引サービスを開始したと発表しました。
これにより英国の投資家は、同社のアプリ上でビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など50種類を超える仮想通貨を、株式やISA、オプション・先物とあわせて取引できるようになります。
同社は米国・EU向けプラットフォームでソラナ(SOL)やドージコイン(DOGE)、シバイヌ(SHIB)なども取り扱っており、地域ごとに幅広い仮想通貨を展開しています。
仮想通貨の売買手数料、口座維持手数料、カストディ手数料はいずれも無料とし、対象となる英国の顧客には今週から順次サービスを提供する方針です。
英国では仮想通貨を対象とする規制の枠組みづくりが進められており、ロビンフッドは新たな認可制度の本格施行を前に現地市場への参入に踏み切りました。
ロビンフッド「トランプ口座」始動
取引に加えAI分析・L2基盤も展開
Bitstamp UK経由で仮想通貨取引を提供
発表によれば、英国向けの仮想通貨取引は、英金融行動監視機構(FCA)に暗号資産サービスプロバイダーとして登録されているBitstamp UK Ltdを通じて提供されます。
Bitstamp UKの親会社であるBitstampは2011年から事業を展開する仮想通貨取引所で、ロビンフッドは2025年6月に約2億ドル(約316億円)で買収を完了しています。
利用にあたっては、Bitstamp UKを通じて保有する仮想通貨が英国の金融サービス補償制度(FSCS)や金融オンブズマンサービス(FOS)の保護対象外となっており、従来の金融商品とは利用者保護の仕組みが異なります。
取引時には為替手数料も発生し、英国のユーザーには通常0.10%、米東部時間の金曜17時から日曜17時までの週末取引には0.30%が適用されます。
生成AI活用の「Cortex」で市場分析を提供
ロビンフッドは仮想通貨取引の開始にあわせて、生成AIを活用した市場分析機能「Robinhood Cortex Digests for Crypto」も英国向けに導入しました。
同機能ではニュース速報や市場データに独自の分析情報を組み合わせ、個別銘柄の価格が動いた背景を平易な言葉で提示します。
これにより英国の投資家は、保有銘柄の値動きだけでなく、その背景にあるニュースや市場要因までアプリ上で確認しやすくなるとしています。
独自L2も英国展開、DEX取引高2.8兆円超
取引や市場分析に続き、自社のレイヤー2ブロックチェーン「Robinhood Chain」も英国の顧客向けに提供を開始しました。
同チェーンはArbitrum基盤で構築されたパーミッションレス型のL2で、2026年7月1日のグローバル展開以降、DEX(分散型取引所)の取引高が180億ドル(約2兆8,400億円)を超えたとしています。
Robinhood ChainはRWA(現実資産)トークン化も想定した金融サービス向けの基盤として設計されており、開発者にはターンキー型(すぐに利用できる一式)の開発環境も提供するとしています。
同社はこれらのサービスに加えて、アプリ内チャットによる24時間年中無休のカスタマーサポートや仮想通貨投資に関する教育コンテンツも英国のユーザー向けに拡充しました。
トークン化規制と24時間決済を整備へ
FCA新認可制度、2027年10月に本格施行
ロビンフッドが仮想通貨事業を拡大する英国では新たな規制制度の導入も進められており、FCAは2026年6月30日、取引所やカストディ、ステーブルコイン発行などの事業者に認可取得を求める最終ルールを公表しました。
新たな認可制度では、対象事業者からの申請を2026年9月30日から2027年2月28日まで受け付け、2027年10月25日に本格施行する予定です。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.17 円)
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Source:Robinhood公式発表
サムネイル:AIによる生成画像

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