(CNN) ホワイトハウスの複数の当局者は、ケイティ・ザカリア報道官が13日に初めて臨んだ記者会見を受け、いつまで報道官の職にとどまれるのか疑問視している。会見での対応はトランプ大統領を満足させるものではなかった可能性が高いという。
複数の顧問や当局者はCNNに対し、ザカリア氏の対応を否定的に評価した。ある人物は「ひどかった」とさえ評した。他の関係者からもまれなほどぎこちなく、気まずくなるような場面すらあったとの声が上がった。ザカリア氏が演台に立っていたのはわずか15分ほどで、その大半は冒頭でトランプ氏の実績を強調する声明に費やされた。質問に応じた記者はわずか3人だった。
ホワイトハウスの一部当局者らは、ホワイトハウスがなぜザカリア氏をこれほど早く記者会見に臨ませたのか、困惑を示した。
トランプ氏の顧問の1人はCNNに対し、「会見に臨む前に2週間かけてしっかりと事前準備をするべきだった」と語り、ザカリア氏の対応を批判した。「唯一よかったのは、(キンバリー・)ギルフォイル駐ギリシャ大使更迭に関するニュースを発表したことだ。少なくともこれで彼女の会見での出来栄えから注目をそらせる」
トランプ氏は会見後、ザカリア氏を称賛し、直後に記者団に対し「非常によかったと思う」と語った。
今回の会見はそれまでの通常の会見と比べて著しく短かった。前任のキャロライン・レビット氏の会見は平均約45分間。レビット氏は初回の会見でAP通信の記者より先に「ニューメディア」の記者2人を指名し、通路に立つ記者からの質問にも応じていた。一方、ザカリア氏が指名したのは「ニューメディア」席にいた保守系メディア「ブライトバート」、FOXニュース、英タブロイド紙デイリー・メールの記者だった。指名する記者の名前は事前に書きとめられていたように見えた。
一方で別の顧問はCNNに対し、ザカリア氏の会見は「素晴らしいものではなかった」としながらも、初めての記者会見にすぎないと指摘。トランプ氏は大目に見るだろうとの見方を示した。
複数の情報筋によると、トランプ氏はザカリア氏を採用する前、FOXニュースに出演している様子をみて魅了されていたという。ただし顧問の1人はケーブルテレビの討論番組に出演することと世界中の注目を前に演台に立つことは別物だと指摘した。
ある顧問は「私たち全員がキャロラインを恋しく思っているのは間違いない」と漏らした。
ザカリア氏は会見を早く切り上げる理由について、トランプ氏がアラスカ州に向けて出発する前にホワイトハウスの南庭で間もなく記者団の質問に応じる可能性が高いためだと説明した。
ザカリア氏の弁護士資格についてもインターネット上で疑問の声が上がっている。CNNは、ザカリア氏がペパーダイン大学カルーソー法科大学院を卒業して以降に居住・勤務した州で司法試験に合格したことを示す証拠を見つけていない。トランプ氏はザカリア氏の新たな役職を発表した際、「弁護士」と紹介していた。
ホワイトハウスで13日午前、記者がトランプ氏に対しザカリア氏がどの州の司法試験に合格したのかと問いただすと、トランプ氏は背後に立っていた本人に「どの州だ」と尋ねた。ザカリア氏は中国に移住したと答えた。
ホワイトハウス当局者はCNNに、ザカリア氏は法科大学院を卒業後、夫の仕事の都合で中国に移住し、当時は国際取引法に関する業務に従事していたと説明した。司法試験に合格したかどうかについては回答しなかった。
ザカリア氏が今後どの程度の頻度で記者会見を開くかは不明。CNNのニュースレター編集チームがホワイトハウスの動画を分析したところ、8月に報道官を退任したレビット氏は第2子を出産する前、平均して週1回ほど正式な記者会見を開いていた。

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