(CNN) 米ニューヨークの検察当局は8日、ベネズエラのニコラス・マドゥロ前大統領とその妻シリア・フロレス氏に対し、近年ベネズエラ政府の拘束下にあった米国人やその他の人々への拷問容疑で新たな訴追を行った。
起訴状によると、両氏は拷問共謀罪で追起訴される。CNNは7日、この訴追の見通しについて最初に報じた。
起訴状によると、検察側はマドゥロ氏が2013年に大統領に就任した際、「特定の個人に対する拷問の使用を承認し、政治的反対派に対する弾圧手段として拷問、恣意(しい)的拘束、暴力を用いるシステムを監督した」と主張している。
マドゥロ氏の弁護士を務めるバリー・ポラック氏は、「マドゥロ大統領は新たな起訴状の容疑を否認しており、法廷での審理を心待ちにしている」と述べた。
起訴状には、マドゥロ政権時代に拘束された米国人とベネズエラ人に対する拷問の恐ろしい容疑が詳述されている。拷問には、殴打、電気ショック、窒息、レイプなどが含まれる。拘束された米国人の一人は、自分の嘔吐(おうと)物を食べさせられたとされている。
新たな起訴は、マドゥロ氏がベネズエラで抑圧的な政権を率いていた時期に、十数人の米国人が同国の刑務所に不当に拘束されたと米政府が主張している問題に関連する。
捜査当局は、米国人への拷問に関与した疑いで、さらに数人を起訴することも検討している。事情に詳しい関係者が7日にCNNに明らかにした。
ジェイミー・マクドナルド米連邦検事は公聴会後の記者会見で、起訴状には「到底考えられない行為」が記載されていると述べた。米国市民が実際に拷問を受け、数千人のベネズエラ国民も同様だったとした上で、これらの容疑を「腐敗の典型」と呼んだ。
CNNはマドゥロ、フロレス両氏の弁護士に取材を試みた。
マドゥロ夫妻は今年1月、ベネズエラ首都カラカスの大統領官邸に対する米軍の急襲作戦で拘束された。麻薬テロ共謀などの罪について無罪を主張しており、現在はニューヨークで保釈を認められず拘束されている。

5 時間前
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