(CNN) 英王室の公務から引退して米カリフォルニア州で暮らすヘンリー王子と妻のメーガン妃は16日、王室の公務を担っていた時期に経験した苦悩を改めて明かした。ヘンリー王子は母であるダイアナ元妃の死後、「この仕事」をしたくなかったと語り、メーガン妃は自身が「世界中で最も嫌がらせを受けた人間だった」と主張した。
2人の発言は、4日間のオーストラリア訪問中に行われたもの。訪問中は、公式行事と民間のイベントに出席している。
16日にメルボルンで開催されたインターエッジ・サミットに登壇したヘンリー王子は、わずか12歳で母のダイアナ元妃を事故でなくした後の悲しみを振り返った。
PAメディアによると、ヘンリー王子は「13歳になる直前に母が亡くなって、『この仕事はしたくない。この役割もいらない。これがどこに向かおうと、好きになれない』と思った」と語った。
「それが母の命を奪ったために、強く抵抗していた」ヘンリー王子は最終的に、もし別の人間がこの立場にいたとしたら、このプラットフォームや能力、資源をどう最大限に生かして世界に変化をもたらすだろうかと気づくにいたったという。
ヘンリー王子はこれまでも母の死で自身が受けた甚大な影響について詳しく語ってきており、それが妻や幼い家族を守ろうとする理由だと述べている。
ヘンリー王子とメーガン妃は6年前に王室の公務から退いた。その後インタビューやネットフリックスのドキュメンタリー番組、回顧録の中で、タブロイド紙のプライバシー侵害や、英国王室にはびこる人種差別、ネット上での誹謗(ひぼう)中傷、複雑な家族関係、そして経済的自立への欲求から、事実上選択の余地がなかったと主張してきた。
メーガン妃も16日、ネット上での誹謗中傷の影響を改めて訴え、「10年間、毎日いじめられ、攻撃されてきた。そして私は男女を問わず世界で最も嫌がらせを受けた人間だった」と語った。
16歳未満の子どもに対するSNS利用を禁じたオーストラリアの先進的な取り組みについても言及し、「皆さんが経験していることを思うと、その多くは、何十億ドル規模の産業がクリックを稼ぐため、残酷さに根差し依存していて、それが今後も変わらないということを認識せざるを得ないことにあると思う」と語った。
2人のオーストラリア訪問は、スポーツ、メンタルヘルス、退役軍人に焦点を当てたものだが、賛否両論を呼んでいる。今回の訪問を金銭目的と位置づける報道があるものの、2人が実際にどの程度財政的な恩恵を受けているかは不明。
今回の訪問は私費で賄われており、ヘンリー王子はインターエッジ・サミットでの講演で対価は受け取っておらず、関係者によると、メーガン妃が料理リアリティー番組「マスターシェフ・オーストラリア」への出演で多額の報酬を得たといううわさも事実ではない。

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