映画『プラダを着た悪魔2』のキャラクターをめぐり、作品内での役割の重要性について議論が巻き起こっている。
議論の中心にいるのは、『プラダを着た悪魔』シリーズ初参加となるパトリック・ブラモールさんが演じる、ニューヨークの不動産業者ピーターだ。
ピーターは、アン・ハサウェイさん演じる主人公アンディの恋の相手として登場する。しかし、物語が進むにつれて、アンディがファッション業界でキャリアを追い求める一方で、ピーターの存在感は薄れていく。
『プラダを着た悪魔2』はおおむね好意的な評価を受けている一方で、「キャリア志向の女性たちを描く物語に、ピーターは必要だったのか」と疑問視する声も上がっている。
セックスや恋愛関係を専門とするメーガン・ウォレス記者は雑誌「コスモポリタン」で、ピーターを「一面的」で「世のシングル女性への侮辱」と批判。「愛を探していない女性の何がいけないの?」「なぜ2026年になった今でも、私たちはシングルで子どもがいないことを誇る女性をこれほど恐れているのだろうか」と問いかけた。
コスモポリタンがInstagramでこの記事を紹介し、ピーターを「役立たず」と表現すると、ピーター役を演じたブラモールさんの実妻であり俳優のハリエット・ダイアーさんが反論。
コスモポリタンの投稿に対し、「意地悪だ」「カットされたシーンもある。編集って残酷なもの」とコメントした。さらに、同投稿に添付されたアンディとピーターが仲良さげに街中を歩くシーンも、本編には使われなかったと明かした。このシーンは実際に、昨夏ニューヨークで撮影されていた。
さらに、「彼が好きだった。だから結婚したの」とユーモアを交えて擁護した。
ダイアーさんのコメントには6100件以上の「いいね」が付き、「素晴らしい俳優で、人柄も最高。ただの嫌味な論評だよ」「映画の中で彼の存在好きだった」など支持するコメントも寄せられた。
ハフポストUS版はブラモールさんと『プラダを着た悪魔2』を配給する20世紀スタジオの担当者にコメントを求めたが、記事掲載までに返信はなかった。
『プラダを着た悪魔2』におけるピーターの立ち位置は、多くの点で、2006年公開の前作でエイドリアン・グレニアーさんが演じたネイトを思わせる。前作公開から20年が経ち、アンディのキャリアをサポートしなかったネイトは多くのファンから“真の悪役”と見なされるようになった。
グレニアーさんは『プラダを着た悪魔2』には出演していないが、“真の悪役”という見方に一定の理解を示している。2021年のEntertainment Weeklyのインタビューでは、「当時の僕自身も彼と同じくらい未熟だったから、彼の問題点が見えていなかった」「でも時間をかけて振り返り、よく考えた結果、その見方には真実があると気づいた」と語っている。
ピーターの役の重要度はさておき、『プラダを着た悪魔2』は、母国オーストラリアでは数多くの映画やドラマに出演してきたブラモールさんが、アメリカでも飛躍するきっかけの作品になりそうだ。

2 時間前
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