ブリの照り焼きに“細長い糸”…実はこれ「大型の寄生虫」。SNSで「ビビった」と目撃情報。人への害は

4 日前 4

寿司や照り焼きなど、さまざまな料理で楽しめる「ブリ」。これからの時期は、脂がのった「寒ブリ」も楽しみですよね。

そんなブリを食べようとした時、細長い糸のようなものが付いているのを見たことはありませんか?

不気味な見た目ですが、実はこれ、「大型の寄生虫」です。万が一食べてしまった場合、人体に問題はあるのでしょうか。

寄生虫の正体は?

東京都保健医療局によると、この寄生虫の正体は「ブリ糸状虫」です。

体長が50cmを超えるものもいる大型の寄生虫で、魚の血を吸うため、オレンジがかった赤色(橙赤色)をしています。

主にブリやハマチの筋肉や腹の中に、とぐろを巻くようにして寄生します。体は細長いものの、末端はとがっていません。

寄生している部分には、黄白色の粘液がたまっていることもあるそうです。寄生は春先に多く、秋や冬には少ないとされています。

ブリの照り焼きイメージ

Yusuke Ide via Getty Images/iStockphoto

ブリの照り焼きイメージ

食べたらどうなる?

SNSでも、「ブリの照り焼き作って食べたらブリ糸状虫出てきてビビった」「ブリをさばいてたらブリ糸状虫いてびっくりした」など、自宅での調理中に見つけたという報告が上がっています。

また、農林水産省にも「ブリを調理するとミミズのようなものが出てきたが、食べても大丈夫ですか」という相談が寄せられており、同省は次のように回答しています。

「ブリを調理すると出てくるミミズのようなものは、『ブリ糸状虫』という寄生虫かと思われます」「人間に寄生することはないので、食べてしまっても人体に問題はありません」

一方、特に注意が必要なのが、魚介類に寄生する「アニサキス」です。

生きたアニサキスが付いたままの魚介類を生で食べたり、冷凍や加熱が不十分な状態で食べたりすると、食中毒を引き起こす場合があります。

同省は、対策として次の点を呼びかけています。

▽鮮魚を丸ごと1尾で買ったら、よく冷やして持ち帰り、すぐに内臓を取り除く

▽十分に加熱する(中心温度60℃で1分以上)

▽冷凍する(-20℃で24時間以上、または-18℃で48時間以上)

また、「酢や塩、醤油、ワサビなどの調味料では、アニサキスは死にません」と注意を促しています。

記事全体を読む