
この記事の要点
- ブラックロック、利回り型BTC ETF「BITA」の上場登録書類をSECに提出
- オプション収益で毎月分配、来週取引開始の観測も
ブラックロック、BITA上場登録書類を提出
米資産運用大手BlackRock(ブラックロック)は2026年6月11日、ビットコイン利回り型ETF「BITA」の上場登録書類「Form 8-A」を米SEC(証券取引委員会)に提出しました。
上場が見込まれるBITAは「iShares Bitcoin Premium Income ETF」が正式名称で、ビットコイン(BTC)価格に連動しながらオプション収益を毎月分配する設計を採用しています。
この届出を受けてブルームバーグのETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏はX(旧Twitter)で、8-Aの提出が通常1週間以内の上場につながるとの見方を示しました。
BlackRock filed an 8-A for the Bitcoin Premium Income ETF $BITA. That typically means launch in one week. So if I had to bet I'd say next Thur $BITA goes live. We'll see tho. pic.twitter.com/jvJY8yhslh
— Eric Balchunas (@EricBalchunas) June 11, 2026
ブラックロックがビットコイン・プレミアム・インカムETF($BITA)の8-Aを提出しました。これは通常、ローンチまで約1週間程度とされるサインです。そのため、予想ベースでは来週の木曜日あたりに$BITAが上場する可能性が高いと見られます。
ただし、現時点では確定情報ではないため、今後の動向を注視する必要があります。
BITAのスポンサー手数料は年率0.65%に設定されており、バルチュナス氏は、この水準が利回り型ETFとして最大規模の2銘柄(0.95%・0.99%)を下回ると指摘しています。
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BITAの運用構造、IBITオプションで毎月分配
IBITオプション売却で分配原資を確保
BITAの登録届出書によると、同ファンドはビットコインとIBITの株式、現金を保有し、主にIBITの株式を対象としたコールオプションの売却を通じて収益の獲得を目指しています。
運用は市況に応じて判断するアクティブ型で、現物ビットコインETP(上場取引型の金融商品)に連動する指数のオプションも売却対象に加えるとしています。
コールオプションの売却では、ファンドがあらかじめ決めた価格で資産を売却する義務を負う代わりに、オプション料(プレミアム)を受け取ります。
原資産が大きく値上がりした場合は利益の一部を手放すことになりますが、受け取ったオプション料は投資家への毎月の分配の原資となります。
バルチュナス氏「来週木曜に取引開始」と予想
Form 8-Aは、1934年証券取引所法の12条(b)項にもとづき、取引所に上場する証券をSECに登録する際の書類にあたります。
今回の8-A提出により、ブラックロックがスポンサーを務めるBITAの株式は、米NASDAQ(ナスダック)への上場に向けて登録されました。
8-Aの記載内容は、2026年6月9日に提出されたS-1の第4次修正版を参照する形で示されており、手数料もこの修正版で明らかにされています。
こうした手続きを踏まえ、バルチュナス氏は8-Aの提出を取り上げたXで「賭けるなら、来週の木曜あたりに$BITAが上場する可能性が高いと見る」と予想しました。
BITAが投資家に提供する新たな収益機会
BITAが上場すれば、米国の投資家はビットコイン価格への連動を保ちながら、オプション料による継続的な収益機会を得ることが可能になります。
価格上昇による値上がり益を主に狙う現物型のIBITに対し、BITAはオプション料を分配原資に活用することで、継続的なインカム収益の獲得を目指す設計となっています。
ただしコールオプションの売却は急騰時の利益を抑える要因にもなるため、値上がり益を最優先する投資家には従来の現物型ETFが引き続き向いているとみられます。
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利回り型BTC ETF、ブラックロックとGSが競合
利回り型のビットコインETFをめぐっては、米Goldman Sachs(ゴールドマン・サックス)も2026年4月14日、同種の届出書をSECに提出しています。
ゴールドマンのファンドは現物ビットコインを直接保有しない一方で、ETPや関連オプションを活用して運用する仕組みを採用しており、現物ビットコインを保有するBITAとは異なるアプローチで利回り型ビットコインETF市場への参入を図っています。
両社が商品開発を進める米国では、2026年4月に現物ビットコインETFへ同年最高となる月間の資金が流入しており、ETFを通じて仮想通貨(暗号資産)に投資する動きが広がっています。
BITAは8-A提出を終えており、今後はSEC手続きの完了を経てNASDAQでの取引開始が見込まれています。
Source:SEC提出書類① / SEC提出書類② / エリック・バルチュナス氏X投稿(8-A)
サムネイル:AIによる生成画像

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