(CNN) イランを後ろ盾とするイエメンの反政府武装組織フーシは15日、南部アデンにあるイエメン暫定政府の大統領宮殿「アルマーシク宮殿」を攻撃した。これにより、ジンダニ首相の警護隊員2人を含む5人が死亡した。
アデンにある大統領宮殿への攻撃後、丘陵地帯の上空に煙が立ち上る様子/Social Media via Reuters
イエメン保健省によると、ミサイルとドローン(無人機)による攻撃で16人が負傷した。フーシは、宮殿の敷地内にあるとするサウジアラビア軍の作戦拠点を標的にしたと主張している。
ブハイベ保健相は、死傷者には同宮殿で働く警備隊員や民間職員が含まれると説明した。同宮殿は首相をはじめとする政府高官らの主要な執務場所となっている。
情報省によると、首相と政府関係者らは攻撃後も無事だった。
今回の攻撃は、イエメン政府が今月初め、フーシとの長年にわたる戦争で新たな軍事作戦「イエメンの夜明け」を開始して以降、最も注目を集めたものの一つとなった。
2014年にフーシが正式な首都サヌアを掌握したことを受け、国際社会が承認するイエメン政府はアデンを事実上の首都とした。サウジアラビアはそれ以来、南部国境での紛争拡大を抑えるため、フーシと戦うイエメン政府を支援してきた。
フーシは15日の攻撃について、サウジ軍の配備部隊がどこに所在していようとも標的とすると表明していた戦略の一環だと主張した。
声明では「アデンにあるサウジの敵軍の戦闘作戦司令部に対する砲撃は、表明済みの方針に沿ったものだ。その内容に従い、サウジ軍の増強部隊がどこに所在していようとも攻撃対象とし、敵であるサウジ軍のいかなる軍事的存在も我々の部隊にとっての正当な標的とみなす」と述べた。
イエメン政府は、使用されたミサイルの種類や敷地内の被害状況について、直ちに詳細を明らかにしていない。

5 時間前
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