トランプ氏、イランの脅威受けトルコから小型機で出国 機内食搬入車でひそかに大統領専用機から移動

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(CNN) トランプ米大統領が先月、トルコで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席したあと、ひそかに小型の航空機で出国していたことが報道で明らかになった。イランによる脅威を受け綿密に練られた計画の一環だったという。

この警備計画は米紙ワシントン・ポストが最初に報じ、その後、米紙ニューヨーク・タイムズも確認した。トランプ氏は空港の機内食搬入用の車両を使ってエアフォースワン(大統領専用機)から降り、別の航空機に乗り換えトルコを出発した。

トランプ氏は、カタールから贈られた新型のエアフォースワンでトルコに到着していた。しかし滞在中、当局者はトランプ氏が旧型機で出発すると発表。CNNなどはかねてこの理由を安全上の懸念だと報じていた。

しかしワシントン・ポストによると、それも計画の一環だったとみられる。米当局者は同紙に対し、旧型機に搭乗したトランプ氏は機内食搬入車を使ってひそかに降機し、より小型の空軍機C32Aに移動したと語った。新型機、旧型機、C32Aの3機はその後、別々に英国へ向けて出発。英国に到着したトランプ氏はカタール寄贈機に乗り込み、帰国した。

今回の報道以前、世間の注目は、トランプ氏がカタール寄贈機の代わりに旧型機を使用したことに集まっていた。今後は、記者やスタッフが知らないうちにおとりの航空機に乗せられていたことや、こうした劇的な警備措置に至らせた脅威の実態に注目が移りそうだ。

航空機を秘密裏に乗り換えたとの報道について問われたホワイトハウスのスティーブン・チャン報道官はCNNに対し、「新しいエアフォースワンは最先端の航空機で、大統領とスタッフの安全を確保する高度な警備手順に適合している。大統領が最近述べているように、大統領を標的にしている米国の敵は数多く存在しており、われわれはそうした脅威に対処するため、利用できるあらゆる手段を行使している」と述べた。

大統領に同行して動静を記録する記者団の報告は、NATO首脳会議を終えてトランプ氏がトルコを出発したときの一連の異例の動きを詳細に伝えている。

報告によると、トランプ氏は現地時間午後8時26分、トルコの首都アンカラで旧型機に搭乗していた。同機は17分後の午後8時43分に離陸した。

米政治専門メディア「ポリティコ」の記者によると、記者団はさらに「記者席の窓の日よけを下げたままにするよう指示された」。これは極めて異例で、安全上の急場を示唆しているようにみえた。トランプ氏は後になって、その理由を「われわれが相手にしなければならない卑劣な連中のせいで、フライトに危険があったからだろう」と述べた。

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