トランプ政権とアメリカ国立公園局が、ヨセミテ国立公園内の土地の一部を民間のデベロッパーに譲渡するための手続きを進めているという。オンラインメディア「NOTUS(ノータス)」が報じた。
ヨセミテ国立公園はカリフォルニア州にある自然公園で、岩山のハーフ・ドームや、樹齢2000年超のジャイアント・セコイア、数多くの滝や湖、谷など壮大な自然美で知られる。1984年には世界遺産に登録された。
NOTUSによると、トランプ政権はこのヨセミテ国立公園内にある約4分の1マイル(約400メートル)の土地を、ネバダ州に拠点を置く不動産開発・投資会社が運営する企業に払い下げるための方法を探っている。
この不動産開発会社はヨセミテ国立公園の西側境界のすぐそばに土地を所有しており、同社CEOはその土地と公園内の主要道路を結ぶ、短い道路を建設したいと考えているという。
NOTUSは、新しい道路を作ることで、不動産会社が所有する土地を開発し、ホテルやリゾート、住宅などを建設した場合、ヨセミテ公園の観光名所により早くアクセスできるようになると報じている。
土地交換の計画は2025年春から進められており、国立公園局は公園内の敷地を払い下げる見返りとして、同等の価値があるカリフォルニア州内の土地を譲り受ける予定だという。
NOTUSは、計画の協議を直接知る4人の関係者と政府機関の文書を情報源から入手したとしている。
この計画について、国立公園局の広報担当は「最終的な決定はまだ下されていない」とハフポストUS版に回答。
土地交換や道路建設は「適用されるすべての連邦法、規則、行政省の方針に従って行われる。それには環境審査や公示手続きが含まれる」と述べた。
さらに、広報担当はこの提案を進める場合は「連邦法に沿って、適切な調整や透明性の担保、住民参加のための定められた手続きを踏む」とも述べている。
「腐敗した取引」と批判
一方、環境保護団体シエラクラブはデベロッパーへの土地払い下げに強く反対。
ローレン・ブラックフォード事務局長は「150年以上にわたり、それぞれの世代がこの神聖な自然を守り、ありのままの状態で次の世代に手渡す責任を受け継いできました。ヨセミテの一部を民間のデベロッパーへ引き渡そうとすることは、その遺産に対するトランプ政権の裏切りです。私たちは、この腐敗した土地の譲渡を阻止するため、あらゆる手段を講じます」とコメントしている。

2 時間前
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