トイレ掃除で悩ましい便器のフチの汚れ…洗剤をかけてブラシでゴシゴシこすってもビクともしないことも。
そんなやみくもに頑張る前に、AIに相談してみるのも手です。
『AI×家事 毎日バタバタな3児ママがAIを使ってみたら、一人で悩む時間が消えた。』(扶桑社)の著者で、家事や育児に生成AIを取り入れた体験をXやnoteで発信する宮崎真理さんに、実際の指示する方法やポイントを聞いてみました。
写真を撮って送る⇨AIが汚れの正体を特定してくれる
宮崎さんによれば、AIに相談するポイントは3つあるといいます。(以下、宮崎さんによる解説です)
【POINT1】写真を撮って送るだけ
言葉で説明しにくい汚れは、写真を撮って「これ何」と聞くのが確実です。AIは画像認識機能を使って、その汚れがカビ(黒ずみ)なのか、水アカ(白っぽい汚れ)なのか、尿石(黄ばみ)なのかを推測します。
「なんか汚れてる」という曖昧(あいまい)な状態から、具体的な原因を特定することが解決への第一歩です。
【POINT2】「何性か」を確認する
汚れの正体さえわかれば、科学的に妥当な選択肢が見えてきます。AIに「この汚れには何性の洗剤が効く」と聞けば、トイレ用洗剤やクエン酸など、家にあるアイテムの中からどれを使えばいいかが即座に判明します。
合わない洗剤で無意味にこすり続ける時間と体力の消耗を賢く避け、最短距離で効率よく汚れを落とせます。
【POINT3】危険な組み合わせも聞く
強力な洗剤を使うときはAIに「混ぜてはいけないものは」と必ず確認してください。有毒ガスが発生するおそれがある組み合わせについて、注意喚起もセットで教えてくれます。
ただし、AIの情報がすべてではありません。実際に使う際は、必ず洗剤ボトルの裏にある「混ぜるな危険」などの表示をご自身の目で確認してください。
「服のシミ」を消したい!子どもの食べこぼしもAIに

イラスト:カヤヒロヤ(扶桑社)
写真を撮ってAIに相談するのって意外と思いつかないですよね。画像付きでAIに聞く他のシーンや、テキスト検索とAIへの相談の違いを宮崎さんに聞いてみました。
―ほかにも、AIに画像付きで質問するのがおすすめなのはどんな時でしょうか?
「外出先で、子どもが飲み物をこぼし洋服にシミがついた時に使ったことがあります。「『今できる応急処置ある?』と、その場で写真を送って聞きました。
すると、『綿素材っぽいので、まずは水分を吸い取って・・・』と状況に合った対処法を教えてくれますよ」(宮崎さん。以下同じ)
―「トイレ 黒ずみ」や「黄色いシミ 洗剤」等とテキストからGoogle検索するよりAIへの相談が便利なポイントは?
「『なんて検索すればいいかわからない』という場面は、日常にすごく多いと思っています。テキスト検索は、まず言葉が必要で、正しいキーワードを思いつけないと知りたい情報にたどり着けません。つまり、言語化できないことは、そもそも調べられなかった。
AIに写真を送ると、その壁がかなり低くなります。『これなに? どうしたらいい?』と聞くだけでいい。汚れの種類も、正式な名前も知らなくていい。状況をうまく説明する必要もありません。目の前にあるものをそのまま見せれば、AIが『これは〇〇の可能性が高い』と整理して、対処法まで返してくれます。
言葉にする前の段階の困りごとを扱えるようになったことが、私にとっては大きな変化でした」
―家庭以外の場面でも、AIに画像付きで質問することはありますか?
「個人的によく使うのが、パソコンやスマホのスクリーンショットです。
作業中に突然、よくわからない警告画面が出てきて、閉じてもまた出る。これ何?みたいなとき。言葉で検索しようとしても何て打てばいいかわからない。
スクリーンショットをそのまま送ると、AIが画面の内容を読み取って何が起きているのか、どう対応すればいいのかを整理してくれます。検索が速くなること以上に、説明する負担が減ることがとても助かります」
<宮崎真理>
1986年京都府生まれ。神戸大学卒業、同大学大学院修了後、オムロン株式会社で技術職として勤務。妊娠・出産を機に退職し、現在は男子3兄弟(小6・小4・3歳)を育てる日々を送っている。日々の家事や育児に生成AIを取り入れた体験を、Xやnoteで発信している。講談社『with people mama』でコラムニストとしても活動。NHK『チルシル』、日本テレビ『DayDay.』、『カズレーザーと学ぶ。』に出演。趣味はランニング。フルマラソンの自己ベストは3時間46分。
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