シイタケを食べた女性、背中に「鞭で打たれたような跡」が浮かび上がる症例

3 ヶ月前 28

背中に広がった「線状の赤い発疹」

女性が救急外来を訪れたのは、背中のかゆみを伴う発疹が2日間続いたためでした。

発疹は最初、背中の上部に小さな炎症として現れました。

そのため女性はまず救急診療所を受診し、ステロイド薬や抗ヒスタミン薬による治療を受けました。

しかし症状は治まらず、発疹は背中の下部へと広がっていきました。

医師が診察したとき、女性の背中には不規則な赤い線がいくつも走っていました。

水ぶくれや皮むけはなく、発疹は背中に限られていました。

また、呼吸困難や喉の腫れ、胃腸の不調といった典型的な強いアレルギー症状もありませんでした。

体の痛みや関節の腫れ、神経症状も見られず、血圧や心拍数、呼吸数も正常範囲でした。

つまり、全身状態は比較的安定していた一方で、皮膚だけに奇妙な線状の異変が現れていたのです。

画像実際の画像/ Credit: 2021 Lee, et al, CC BY 4.0

医師たちは、発疹の原因を一つずつ確認していきました。

本人は、傷が自分でつけたものでも、誰かにつけられたものでもないと説明しました。

新しい化粧品や香水、洗剤などを使い始めたわけでもなく、虫刺されの心当たりもありませんでした。

自己免疫疾患の既往や、髄膜炎を疑わせる症状もありませんでした。

そこで医師たちが最近食べたものを尋ねると、女性は症状が出る前日にシイタケを食べていたと話しました。

この食事歴が、診断への大きな手がかりになりました。

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