水族館の飼育スタッフさんが掃除をしていたら、隙間からにょっきりと手が出てきて……。
日頃なかなか見られない動物の手をじっくり観察できて、その習性についても学べる、興味深い動画がSNSに投稿されました。
5月13日、池袋・サンシャイン水族館(東京都豊島区)が公式X(@Sunshine_Aqua)に、1本の動画を投稿。
動画には扉の隙間から茶色くて小さな手が出てきて、何かを探すように素早く動いている様子が映っています。
さてここで問題です。人間と同じく5本の指があり、指の間には水かきが、指先には小さなツメが付いている……この手の持ち主は、一体どんな動物でしょうか?
正解は東南アジアや中国の南部などに生息している、カワウソの1種「コツメカワウソ」でした。
カワウソの仲間はとても手先が器用で、岩の隙間や泥の中など目で見えない場所では、動画のように手を使ってエサを探していると言われています。
改めて動画を見てみると、カワウソが素早く手を動かしながら飼育スタッフさんに渡されたエビをつかもうと、試行錯誤していることがわかります。
動画を見ているだけでもカワウソの器用さや、一生懸命さが伝わってきますね。
SNSでも大反響
カワウソの手をじっくり観察できる動画には
💬「恐怖映像かと思いました、習性が備わってて凄いですね〜」
💬「一瞬ホラーかとおもったらカワウソちゃんか!」
💬「見入っちゃう……かわいい」
💬「両手出したり片手だったり、よく見ると動きも緻密で、一所懸命さが伝わってくる」
💬「カワウソの手、よく見たことなかったけど、こんな形してるんだ」
といった、たくさんのコメントが寄せられていました。
動画を撮影した時の状況やコツメカワウソについて、飼育スタッフさんにお話を聞いてみました。
――まず動画の撮影日と、撮影場所を教えてください。
「撮影日は2026年5月12日、撮影場所はカワウソたちの水辺水槽です」
――続いて、動画を撮影した時の状況を教えていただけますでしょうか。
「休館日に展示水槽の掃除をするため、カワウソを裏に収容していました。その際に裏につながる通路の扉から手が出てきたのでエサのエビを渡したところ、動画のような見えない場所を手で探る様子が見られました。はじめはホースの水に反応していた様子でした」
――カワウソは日頃から、この隙間から手を出してくるのでしょうか? あるいは今回初めての出来事だったのでしょうか。
「カワウソは隙間や穴があればどこでも手を入れたり出したりします、日常的によく見られる行動です。あえてエサやおもちゃを取り出しにくい容器(フィーダー)に入れて、探ったり取り出したりする行動を引き出すようなこともしています」
――今回カワウソが隙間から手を出してきた理由に、何か心当たりはありますか? また今回手を出してきたカワウソは、どの個体だったのでしょうか。
「見えない場所で物音や水の音、人の声がしていたので気になったのかもしれません。それに加えてエサも準備していたので、においなども感じていたのではないかと思っています」
「個体は恐らく、2024年5月27日生まれでもうすぐ2歳になる『ここ』『なっつ』のどちらかです」
――ありがとうございます。最後に、カワウソの手について「器用だな」と感じたエピソードがあれば、ぜひ教えてください。
「フィーダーや穴の中、隙間からも難なくエサや物を取り出せることや、ヌルヌルしたドジョウも簡単に手でつかめること、また手を使ってエサを運ぶ様子などを見ていると器用だなと感じます。かなり小さい手ですがつかむ力は強く、毛づくろいをする際に手を使う様子も見られます」
・・・・・
サンシャイン水族館のX(@Sunshine_Aqua)にはこの他にも、こことなっつの父親である「ラジャ」が卵の殻を割って食べる姿など、コツメカワウソの器用さが伝わってくる動画が多数投稿されています。

2 時間前
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