サイゼリヤ、6年ぶり「価格改定」検討で株価急伸、純利益12%増の好決算も追い風に

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外食チェーン大手のサイゼリヤは7月15日、2025年9月1日から2026年5月31日までの第3四半期累計の連結決算を発表した。売上高は2213億円(前年同期比18%増)、営業利益は133億円(同26%増)、純利益は87億円(同12%増)だった。

円安による食材価格、エネルギー価格の上昇が続くなか、既存店の客数・客単価の増加や販管費率の改善(連結で1.6ポイント改善)により増益を確保した。海外では台湾・シンガポールが増収増益となった一方、上海・広州は増収ながら営業利益は前年を下回った。

同日開かれた決算会見で、松谷秀治社長は消費者物価指数の動向を見ながら、2027年8月期(2026年9月~2027年8月)に価格改定を検討する方針を示したと報じられている。

サイゼリヤは、物価高が続くなかでも大手ファミリーレストランの中で、価格を据え置いてきた。看板商品の「ミラノ風ドリア」は1999年に480円から290円へと大幅に値下げされた。その後2020年7月に端数調整の意味合いで299円から300円へと改定されて以降は、主要メニューの価格をほぼ据え置いてきた。仮に今回価格改定に踏み切れば、2020年7月以来、約6年ぶりの本格的な価格見直しとなる。

好業績を踏まえ、サイゼリヤは2026年8月期末の配当予想を従来から5円増額し、35円(前期末は30円)とする方針だ。一方、2026年8月期通期の業績予想については進捗率が高いにもかかわらず、売上高2970億円(前期比16%増)、純利益118億円(同6%増)という従来予想を据え置いている。

Trading View提供「サイゼリヤ」(7581)株価チャート(6カ月)
Trading View提供「サイゼリヤ」(7581)株価チャート(6カ月)

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この決算内容と値上げに関する発言を受け、株式市場は敏感に反応。7月16日の東京市場でサイゼリヤ株はストップ高となり、前日比1000円高の6780円で引けた。翌17日も上げ幅を広げ、前日比1000円高の7780円まで買われ、年初来高値を更新した。価格転嫁によって収益体質がさらに改善するとの期待が広がったとみられる。

 ※本記事は、事例として取り上げた金融商品の売買を勧めるものではありません。本記事に記載した情報によって読者に発生した損害や損失に関しては、発行媒体は一切責任を負いません。投資における最終決定はご自身の判断で行ってください。

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