カルダノ系「Midnight」90日で実用フェーズへ、4大開発計画を公表

9 時間前 1

この記事の要点

  • 2026年4月15日、ホスキンソン氏がMidnightの展開計画を公表
  • 90〜180日でDeFi・身元認証・データ基盤を拡充へ
  • NIGHTは主要取引所に上場済みで高い流動性を確保
  • 5月のConsensusで4つのR&D進捗を公開予定

ミッドナイト本格始動へ、90〜180日の開発計画

2026年4月15日、カルダノ(ADA)創設者のチャールズ・ホスキンソン氏は、プライバシー特化型ブロックチェーン「ミッドナイト(Midnight)」を実用フェーズへ移行させる90〜180日の展開計画をライブストリームで公表しました。

同氏は「すでに本番環境の立ち上げと流動性確保は完了している」と説明しており、今後はエコシステム形成とプロダクト開発の2軸を中心に、ネットワークの実利用拡大を進めていく方針です。

ネイティブトークン「ナイト(NIGHT)」は2025年12月にローンチされ、Binance(バイナンス)Kraken(クラーケン)など主要取引所に上場済みで、短期間で広範な流動性を確保しています。

ピーク時の1日あたり取引量は最大90億ドル(約1.4兆円)に達しており、新規トークンとしては異例の規模で流動性が形成されたとホスキンソン氏は説明しています。

また、2026年3月末にはメインネットが予定通り稼働を開始しており、現在はローンチ後の調整と並行して、開発者やユーザーの参加拡大が進められています。

Midnightが描く次世代UXと4大開発計画

ホスキンソン氏が語るMidnightの設計思想

ミッドナイトは、Input Output(IOG)が開発したプライバシー強化型ブロックチェーンで、ゼロ知識証明(ZK)・MPC(マルチパーティ計算)・TEE(トラステッド実行環境)の3技術を組み合わせて構築されています。

ホスキンソン氏は「プライバシー、選択的開示、そして孤立しない相互運用性」を設計の核に据えていると説明しています。

デュアルトークノミクス(2種類のトークンで経済を設計する仕組み)を採用しており、ホスキンソン氏はナイトと決済レイヤーのトークンが競合ではなく協調する設計を示しています。

また、「dustコンポーネント」と呼ばれるナイト消費型の仕組みについては、システムの利用量に連動して価値を生む構造だと説明しています。

他の新興プロジェクトが流動性獲得に2〜3年を要するなか、ミッドナイトは数か月以内に主要取引所への上場と大規模な取引量を実現しています。この点について同氏は「ミッドナイトは高速モードで動いている」と強調しました。

Midnightが重点投資する4つの領域

ホスキンソン氏が今後のロードマップとして挙げた主要R&Dは、以下の4分野です。

  • ミッドナイトDeFiカーネル:分散型金融機能の基盤整備
  • ミッドナイトパスポートプログラム:ユーザーの身元証明と選択的開示の実装
  • ミッドナイト×ミノタウロス:将来のコンセンサス設計との統合
  • ナイトストリーム(Nightstream):データストリーミング関連機能の開発

これらの進捗は、5月開催予定の「コンセンサス(Consensus)」カンファレンスで公表する方針が示されています。

並行して、アンバサダープログラム「ナイトフォース(Night Force)」の参加者数を約1,000名規模まで拡大する計画も明らかにされました。

また、すでに稼働中の「ビルダークラブ(Builder Club)」には、ヘルスケア・不動産・NFTマーケットプレイスなど複数領域からプロジェクトが参加しているといいます。

エージェント主導型のプロトコルフロントエンド「ミッドナイトシティ(Midnight City)」については、ユーザーが独自エージェントを展開でき、同環境内の課金や決済がナイトに変換される仕組みを構想していると説明しました。

さらに、DeFi(分散型金融)カーネルでも同様の仕組みが検討されており、ホスキンソン氏はハイパーリキッドを参考例に挙げながら「トークンの利用需要を生み出す循環経済を構築したい」と述べています。

ミッドナイトが目指す誰でも使えるWeb3

ホスキンソン氏はプロダクト面の目標として「60秒以内にアカウントを作成でき、実際に役立ち、スマートフォンで動作し、24ワードのシードフレーズや暗号鍵の管理を一切不要にしたい」と述べました。

OneDriveやGoogle Driveなど数十億人が利用するクラウドサービスとの連携も視野に入れており、従来の仮想通貨ウォレットに求められてきた技術的な前提知識を排除する方向性を示しています。

トークン価格については、特定の市場参加者が価格を抑制しようとしているのは明らかとしながらも「ロードマップや展開計画に実質的な影響は生じていない」と強調しました。

Coinbase(コインベース)など一部の大手取引所への上場はまだ完了しておらず、韓国・日本市場への本格展開も残りの課題として挙げられています。

ホスキンソン氏は、こうした流動性の拡充が周辺プロジェクトの整備速度に直結すると繰り返し説明しました。

Midnight、5月のConsensusで進捗公表へ

プライバシー特化型ブロックチェーンをめぐっては、ゼロ知識証明の実装精度や規制当局との摩擦が各プロジェクトのスケジュールを大きく動かしており、ミッドナイトも同様の局面にあります。

ホスキンソン氏は「選択的開示」モデルが全面匿名型チェーンとは規制対応上のアプローチが異なるとし、この点を生態系拡大の根拠として繰り返し強調しています。

カルダノをめぐってはこのほか、財団が保有するADAとビットコインを削減して財務資産を多角化する動きも報じられており、プロジェクト全体での戦略転換が同時並行で進んでいます。

5月のコンセンサスカンファレンスで4つのR&D計画の進捗がどこまで具体的に示されるかが、今後の焦点となります。

また、3月末に始動したメインネット上でのビルダークラブ参加プロジェクトの動向や、コインベース上場交渉など残課題の解消時期にも市場関係者の関心が集まりそうです。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.77 円)

>>最新の仮想通貨ニュースはこちら

Source:チャールズ・ホスキンソン氏YouTube
サムネイル:AIによる生成画像

記事全体を読む