【カフェ・ベローチェ】9月から大幅値上げ、一杯450円台の店舗も。「安さ」からの転換で今後の戦略と納得感は?

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コロワイドグループのC-Unitedは、「カフェ・ベローチェ」「珈琲館」「カフェ・ド・クリエ」を含む全8ブランドで、2026年9月1日以降、順次価格改定を実施する。ベローチェは9月1日、カフェ・ド・クリエは9月16日、珈琲館は10月2日から価格を改定する。原材料費・人件費・物流費の上昇を理由としている。

「安さ」のベローチェ、大幅値上げへ

ベローチェは長らく低価格帯カフェの代表格として支持されてきたが、今回は立地に応じた地域別価格が導入され、ブレンドコーヒーRは20〜70円の値上げとなり、店舗によっては350〜450円となる見込みだ。

ドトールは7月にブレンドコーヒー(S)を280円から300円に改定。サンマルクカフェも4月に一部商品を20〜30円改定し、都心部や空港内店舗などでは立地別価格帯への変更を行っている。スターバックスも2026年2月18日から、店舗の立地に応じた「特定立地価格」の適用店舗を拡大するとともに、定番ビバレッジの一部を5〜30円改定したベローチェの20〜70円という値上げ幅は、他のチェーンと比較しても大きい。

“中価格帯カフェ”へ路線変更

価格帯が400円前後まで上がることで、中価格帯のカフェチェーンも比較対象に入ってくる。

タリーズコーヒーは「本日のコーヒー」のShortサイズが390円サンマルクカフェは単品コーヒーがSサイズ350円・Mサイズ410円(店舗により一部異なる)となっており、いずれも300円台後半から400円台の価格帯にある。

ベローチェが、店舗の立地によってはこの価格帯に入ることで、タリーズやサンマルクカフェと同程度の価格で並ぶ店舗も出てくる。「安さ」だけでは選ばれにくくなる分、味や店内の雰囲気、メニューの内容といった別の魅力をどう打ち出していくかが、今後注目される。

問われる、“値上げ”の伝え方と納得感

帝国データバンクの調査によれば、コスト上昇分をどの程度価格に転嫁できているかを示す「価格転嫁率」は2026年2月時点で42.1%にとどまり、多くの企業が原材料費や人件費の上昇分を自社で吸収しきれずにいるという

同調査では、値上げの理由を丁寧に説明することで顧客の理解を得ている業種がある一方、価格決定権の弱い業種や単価の低い店舗ほど価格転嫁が難しいという実態も紹介されている。

今回のベローチェの値上げも、地域別価格の導入も含めて、長年「安さ」で支持されてきたブランドにとって大きな路線変更といえる。今後の運用のなかで、値上げの理由がどこまで顧客に伝わるかが注目される。

※本記事で紹介した価格は、各社の発表内容や公式サイトの情報をもとにしており、実際の価格は店舗によって異なる場合があります。正確な価格は各店舗・公式サイトでご確認ください。

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