イランのインターネット接続が部分復旧、国民の不信感ぬぐえず

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(CNN) イランで何カ月も途絶えていたインターネット接続が部分的に復活したと、監視団体が26日に伝えた。インターネットのほぼ全面的な遮断はイラン政府が全土に科した措置で、部分復旧した後も国民の不信感は払拭(ふっしょく)されていない。

「確かにつながった。まだVPN(仮想プライベートネットワーク)を使わなければならないが。それでも手放しでは喜べない。インターネットは完全に開かれてはいない。ただ完全な遮断ではなくなっただけだ」。匿名でCNNの取材に応じたテヘランの男性(46)はそう語った。

ネットには部分的な復旧に対するいら立ちの声も書き込まれている。

反政府デモに参加したことのある女性はX(旧ツイッター)への投稿で、政権は「フィルターネット」を復活させたがっていて、「それを大々的に宣伝している」と書き込んだ。

数カ月ぶりにインスタグラムに自撮り写真を投稿したユーザーもいる。

監視団体のネットブロックスは26日、イランのインターネット活動が部分的に復活したと伝えた。これに先立ちイラン公共メディアは通信省の発表として、マスウード・ペゼシュキアン大統領が当局に接続再開を命じたと伝えていた。

イスラム革命の指導者ホメイニ師と、イランの前最高指導者だった故ハメネイ師を描いた壁画の前を人々が通り過ぎる様子=25日、テヘラン/Majid Asgaripour/Wana News Agency/Reuters
イスラム革命の指導者ホメイニ師と、イランの前最高指導者だった故ハメネイ師を描いた壁画の前を人々が通り過ぎる様子=25日、テヘラン/Majid Asgaripour/Wana News Agency/Reuters

ネットブロックスによると、部分復旧は遮断が始まってから88日目だった。「現代史上最長の全国的なインターネット遮断」だったと形容している。

部分復旧は、一国が科した現代史上最長の遮断の終わりの始まりになるかもしれないとネットブロックスは指摘。ただ、どこまで復旧が進むのか、命令が完全履行されるのかどうかは依然として不明だとしている。

ネットブロックスなどの監視団体によると、イランのインターネット制限は、急激なインフレや通貨の暴落、経済危機の悪化に端を発する大規模な反政府デモを受け、2025年12月下旬から始まった。

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