その黄色い花、駆除しないと大変なことに…「とんでもなく繁殖」「近所で広がってる」水田被害などの恐れ

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身近な場所に自生している雑草の中には、日本の生態系や人の生活などに悪影響を及ぼす恐れがあることから、環境省や各自治体が駆除の協力を呼びかけている「特定外来生物」も潜んでいます。

6~10月に、直径4〜5cmほどの黄色い花を咲かせる「オオバナミズキンバイ」もその一つです。

特定外来生物「オオバナミズキンバイ」とは?

静岡県浜松市の公式サイトによると、この植物は南アメリカや北アメリカ南部原産の水生植物です。

水中、陸上を問わず環境によって形質を変化させることができ、水中型では丸形の葉、陸上型では細長い葉が茂ります。

非常に繁殖力が強いことから、在来植物と競合して駆逐したり、水田作物の生育を阻害して農業用水施設を閉塞させたりすることがあります。そのため、「ウスゲオオバナミズキンバイ」と共に特定外来生物に指定されています。

農林水産省によると、オオバナミズキンバイは琵琶湖での異常繁茂が問題となっているほか、茨城、千葉、和歌山、京都、鹿児島の5府県でも繁殖の報告例があります。

駆除方法は? 毎年続けることが重要

オオバナミズキンバイについて、SNSでは「早い段階で防除しないと、とんでもなく繁殖する」「近所でやばいくらい広がってる」と危機感を募らせる人も散見されます。

しかし浜松市によると、一度の抜き取りで完全に駆除することは難しく、毎年、根気強く駆除を続けることが重要だといいます。

駆除する際は、根がちぎれないように慎重に抜き取るか、根を掘り出して除去する方法が効果的です。この時、根に付いた泥や土を払うと種子や根や茎の一部が落ちて再度生えてくることがあるため、土は払わずにそのままビニール袋の中に入れることも重要です。

また、オオバナミズキンバイに限らず、特定外来生物は“生きたままの移動”が禁止されています。抜き取った後はビニール袋の口をしっかりと縛り、2~3日天日にさらして枯死させてから、地域のごみ処理ルールに従い処分しましょう。

このほかに、「淀川式」という駆除手法もあります。引き抜いたオオバナミズキンバイをその場で泥とともに固め、水中に沈めて光合成を阻止して枯死させる方法です。

滋賀県の「陸上自衛隊 今津駐屯地」の公式Xによると、9月に隊員や学生ボランティアが、この「淀川式」を用いて琵琶湖のオオバナミズキンバイを駆除したということです。

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