厚生労働省が「不正大麻・けし撲滅運動」の一環として、対象となる植物を発見した際は、各地方厚生局麻薬取締部や保健所、警察署へ通報するよう呼びかけています。
この運動は、厚労省と各都道府県が毎年共同で実施。5月1日から6月30日までの2カ月間(大麻・けしの発育状況等により前後する場合あり)で、大麻やあへん系麻薬の原料となる「けし」の発見・除去を目的としています。
大麻や“違法なけし”の見分け方
厚労省は、大麻の見た目の特徴や、けしの中でも違法な品種とそうでない品種の見分け方を解説する資料を公式サイトで公開しています。なお、違法なけしは以下の品種です。
・ケシ(ソムニフェルム種)
・アツミゲシ(セティゲルム種)
・ハカマオニゲシ(ブラクテアツム種)
これらの植物は、許可のない栽培や所持、譲受などが「あへん法」で禁じられています。
しかし近頃、紫色や赤色の花を咲かせるアツミゲシの目撃情報が相次いでいます。SNSでは、「家の前にも咲いてた」「近所の空き地にも最近よく咲いてる」といった報告のほか、「幼稚園の通園路に咲いてて心配」と子どもが誤って摘んでしまうことを懸念する書き込みも見られます。
アツミゲシは繁殖力が強く、空き地や道端に「雑草」として自生していることが多々あります。決して珍しい植物ではなく、気づかぬうちに身近な場所に根を張っているのが実情です。
もし見つけたら? 適切な対処方法
厚労省は、不正栽培や自生している大麻・けしを見かけた場合は、前述のとおり速やかに各地方厚生局麻薬取締部、保健所、または警察署へ連絡するよう呼びかけています。
もし自宅の敷地内で発見した場合も、自分で処理しようとせず、まずは通報するのがもっとも安全です。不用意に抜き取って保管すると、意図せず「所持」を疑われるリスクがあるため、専門機関の指示を仰ぎましょう。

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