
この記事の要点
- 約4.73億XRP保有のエバーノースがナスダック上場
- 約3億ドル調達、リップルら4社とQ4から運用開始
まずはエックスアールピー(XRP)を詳しく
XRPトレジャリー企業がナスダック閉場ベルセレモニー
米Evernorth Holdings(エバーノース)は2026年10月14日、ニューヨーク・タイムズスクエアのナスダック・マーケットサイトで閉場ベルセレモニーを実施しました。
同社は約4.73億XRPを保有するトレジャリー企業で、10月12日にナスダックに上場し、今回のセレモニーには創業者兼CEOのアシーシュ・ビルラ氏らが参加しました。
エバーノースは保有するXRPを基盤に、ナスダック上場株式を通じて投資家にXRPへの間接的なエクスポージャーを提供する事業を展開しています。
Nasdaq Exchangeも公式Xで、同社を規制された流動性と透明性の高い仕組みを通じてXRPへの投資機会を提供する企業と紹介し、上場を歓迎しました。
.@evernorthxrp is a digital asset treasury that provides investors with exposure to XRP through a regulated, liquid, and transparent structure. Proud to call $XRPN officially #NasdaqListed. https://t.co/gLt4xugohZ
— Nasdaq Exchange (@NasdaqExchange) October 14, 2026エバーノースは、規制に準拠した流動性と透明性の高い仕組みを通じて、投資家がXRPに投資できる機会を提供するデジタル資産トレジャリー企業です。
$XRPNが正式にナスダック上場を果たしたことを誇りに思います。
4.7億XRP保有のエバーノースが上場へ
約3億ドル調達、エバーノースのXRP戦略始動
Armada合併で資本基盤を確立
ナスダック上場に先立ち、エバーノースは2026年10月9日、特別買収目的会社(SPAC)であるArmada Acquisition Corp. IIとの合併完了を発表しました。
ArmadaはArrington XRP Capital Fundがスポンサーを務めるSPACで、今回の合併により、エバーノースは取引費用を差し引く前で約3億ドル(約475億円)の現金を調達したとしています。
出資者にはアリントン・キャピタル、SBIグループ、リップル、パンテラ・キャピタル、クラーケン、GSRなどが名を連ね、XRP関連企業や投資会社が資金調達を支えました。
ビルラCEOは合併完了に際し、調達した資本をXRPエコシステムのインフラやユースケースの支援に振り向けるとともに、1株当たりのXRP保有量を長期的に増やす運用戦略を追求する考えを示しています。
リップル・クラーケンら4社と運用提携
運用体制の構築に向けて、エバーノースは10月14日、リップル、クラーケン、コインベベース、BitGoの4社を初期の機関向け執行パートナーに選定したと発表しました。
2026年第4四半期から4社と連携してXRPの追加取得を進めるとともに、保有資産を機関向け戦略に投入する計画で、提携先の選定ではライセンスや資本力、上場企業へのサービス提供実績などを重視したと説明しています。
運用を統括するのは、9月28日付で最高投資責任者(CIO)に指名されたユーゴ・ジャンデスボズ氏で、Coinbase Asset Managementで共同CIOを務めたほか、HSBCやソシエテ・ジェネラルでも機関投資家向けの取引やポートフォリオ管理に携わってきました。
同氏は、機関投資家向けの資産運用で培った経験をもとに、エバーノースの投資戦略とリスク管理を統括する役割を担うとしています。
第1段階は機関向け、将来はDeFiも視野
運用開始後の第1段階では、確立された機関向けカウンターパーティを通じて実行可能な戦略を採用し、エバーノースの投資・リスクチームが取引と資産管理を監督する方針です。
その後はXRPレジャー上のネイティブレンディングやオンチェーン・クレジット機能がバリデーターによって有効化され、本番環境での実用性が確認された段階で、分散型金融(DeFi)戦略にも運用範囲を広げる計画を示しています。
ジャンデスボズCIOは、トレジャリー企業に求められるのは資産を保有する能力だけでなく、適切に管理する能力だと述べ、運用には明確なリスク管理体制と、取締役会に説明できる信頼性を備えた取引相手が不可欠だと指摘しました。
4社とのパートナーシップ契約についても、通常の成約条件の充足に加え、必要な規制当局や企業内部の承認取得が前提とされています。
Paxos、XRPの取り扱いを開始
SBI出資から1年、ナスダック上場を実現
エバーノースには日本のSBIホールディングスも出資しており、2025年10月にはXRPトレジャリー事業を支援するため、2億ドルの出資を発表しました。
SBIグループは2026年5月の決算説明資料でもエバーノースへの投資を取り上げ、XRPの保有に加えて機関投資家向けレンディングやDeFiを組み合わせる事業構想を紹介しています。
その後、エバーノースは2026年10月にSPACとの合併を完了し、当初計画していたナスダック上場を実現しました。
同社は2026年第4四半期から機関向け運用を開始する計画で、今後はXRPの価格変動に加え、保有資産の運用成果が同社の掲げる1株当たりXRP保有量の増加につながるかが注視されます。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.84 円)
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Source:Nasdaq Exchange公式X投稿
サムネイル:AIによる生成画像

11 時間前
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