同じ人で「食べる3カ月」と「控える3カ月」を比較
同じ人で「食べる3カ月」と「控える3カ月」を比較 / Credit:Canva今回の実験で確かめたかったのは、トマトを食べる習慣そのものが、注意力や記憶に影響するかということです。
研究チームは健康な40~55歳の成人を募集し、試験を完了した42人のデータを主に解析しました。
参加者は、トマトペーストを毎日食べる期間と、トマトやスイカなどリコピンを多く含む食品を控える期間を、それぞれ3カ月ずつ順番を無作為にして過ごしました。
違う人同士を比べるのではなく、「食べた自分」と「控えた自分」を比べる仕組みです。
またペーストの量は体重に合わせて決め、平均で1日約35gでした。
結果、注意力テストでは平均170〜190点前後だった「集中成績(必要な情報だけを正確に拾う力)」と「処理速度(時間内にどれだけ多くの情報を処理できるか)」において、それぞれ平均7.2点、8.3点大きくなっていました。
また顔と名前の組み合わせを覚える記憶テストでも12点満点で、トマトペーストを摂っていた時期は平均0.8点上回りました。
研究チームが注目しているのは、今回の変化が、高齢者ではなく健康な中年の成人でみられた点です。
これは、認知機能が衰えてから対処するだけでなく、健康なうちから食事で脳を支えるという考え方につながります。









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