青銅器時代の「シャーマン」、男性の金属職人ではなく女性だった DNA分析で判明

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ロンドン(CNN) かつて高位の男性金属職人のものと考えられていた青銅器時代の人骨が、実際には女性のものだったことが、新たなDNA分析で判明した。この発見は、古代英国社会に関する長年の通説に疑問を投げかけている。

約4000年前のこの人骨は、「アプトン・ラベルのシャーマン(霊媒師)」として知られるようになった。英ロンドンのフランシス・クリック研究所のトム・ブース主任研究員は今月16日、CNNの取材に対し、この人骨は高い地位にあった人物だけが埋葬される特別な墳丘墓から発見されたと述べた。

イングランド南部アプトン・ラベルで19世紀初頭に初めて発掘された際、考古学者らは、おのや金の首飾り、骨製の尖頭器(せんとうき)など、「実にさまざまな興味深い副葬品」を発見したという。

遺骨が発見されたアプトン・ラベルの眺め=イングランド南部ウィルトシャー州/Chris Lock/Alamy
遺骨が発見されたアプトン・ラベルの眺め=イングランド南部ウィルトシャー州/Chris Lock/Alamy

おのの刃には金の痕跡が残っており、この人物は金細工をはじめ、おそらく銅や青銅などの金属も加工していたことが示唆されるとブース氏は説明した。

「この人物は特に傑出した存在とみなされていたため、道具とともに特別な形で埋葬された」と同氏は述べた。副葬品の数と種類の豊富さから見ても、この埋葬は英国だけでなく欧州全体でも類を見ない青銅器時代の事例だという。「副葬品の種類という点で、これに匹敵する埋葬例はほかにない」とブース氏は話した。

こうした高い地位との結びつきに加え、骨の大きさに基づく初歩的な分析から、考古学者らはこの墓の主を男性と結論付けた。当時はDNA検査が利用できなかったため、この見方はその後も長く維持された。

しかしブース氏らが、現在進行中の大規模なゲノム配列解析プロジェクトの一環として人骨を調査したところ、検査の結果は女性だった。「私たちが予想していた結果ではなかった」とブース氏は振り返った。

「この人骨に関する約2世紀にわたる考えを覆すことになるので、慎重を期す必要があった」と同氏は述べ、確認のため、さらに別の2点の試料を検査したと説明した。

「どちらも女性という結果だった。これによって、この人骨が女性のものであり、おそらく女性の金属職人、特に金細工師だったことが裏付けられた。共同体の中で特別な地位にあり、円形墳丘墓に埋葬されただけでなく、これほど種類が多く、類例のない副葬品とともに葬られたのだろう」とブース氏は述べた。

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