隅田川の花火は江戸時代も人気だった。歌川広重が描いた作品から見る、当時の景色

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隅田川花火大会が7月25日に行われ、2万発の花火で、92万人の来場者を魅了しました。

東京国立博物館は花火大会当日、公式Xで、江戸時代後期の浮世絵師、歌川広重が「隅田川の花火」の様子を描いた作品を公開しました。

「隅田川の花火は、江戸の人々にとって一年の大きな楽しみのひとつでした。広重も、川に浮かぶ無数の納涼舟とともに、夜空に打ち上がる花火をたびたび描いています」との説明とともに、「江戸名所之内 両国花火」と「名所江戸百景 両国花火」の2枚の作品が投稿されています。

どちらの作品でも、夜空には花火、川にはたくさんの船、そして橋の上は多くの人で賑わっているのが分かります。

隅田川花火大会の公式サイトによると、同大会は昭和36年まで、両国橋上流で打ち上げられており、「両国の川開き」と呼ばれていたと言います。しかし交通状況の悪化などでその翌年から中止に。

昭和53年に、「隅田川花火大会」と名を改め復活。花火の打ち上げ場所も、両国橋の上流からビルに囲まれた「隅田川」に移動し、会場も2か所に増えるなど、現在のような形になりました。

「両国の川開き」の由来は、江戸時代の1732年に発生した大飢饉の影響で犠牲となった人々の慰霊と悪疫退散を祈って、両国橋周辺の料理屋が許可を得て花火を上げたことが由来とされているそうです。

東京国立博物館では9月29日から12月20日まで、特別展「歌川広重 江戸のベストアングル」が開催予定。

広重の3大シリーズ「東海道五拾三次」、「木曽海道六拾九次」、「名所江戸百景」を、3期に分けて全点を見ることができます。

Xで紹介された「江戸名所之内 両国花火」は1期(10月25日まで)に、「名所江戸百景 両国花火」は3期(11月25日から12月20日)に展示されます。

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