イタリアへの西陣織の納品にまつわるエピソードがXで話題を呼んでいます。
投稿したのは、西陣岡本|Nishijin Okamoto(@okamotoorimono)。
「イタリアからの発注。お寺の定紋のような丸紋がいいと言われ、『丸かったらなんでもいいよ!』との事」と経緯を説明。
「イタリアは雛菊が愛されいていると思ったので、『雛菊はいかがですか?』と聞いたのが間違いのもとだった。菊はどう描いても描いても皇室の十六菊になってしまう。泣きながら何晩かかけてたどり着いた雛菊紋様。私の汗と涙がしみ込んでいるデザインです」などと苦労を明かし、写真を投稿しました。
西陣岡本によると、今回の織物は、髙島屋から発注されたもので、髙島屋を介してイタリア側とデザインや仕様を詰めていったといいます。先方にサンプルを見せたところ、丸紋の緞子地(どんすじ)を気に入りましたが、寺の定紋のためそのまま使用できなかったそう。
代替案として、イタリアで親しまれているデイジーをモチーフにした花紋を提案。ところが、実際に描き起こすと皇室の十六菊を思わせるデザインになってしまい「これは大変なものを提案してしまった」と思いながらも何とか完成させたといいます。
投稿には「イタリアに馴染み深いダリアにも見えて素敵なのではないかと😉」「美しいのひとことです」「色も紋様も超エレガント…!!!」といった声が寄せられました。
西陣岡本は、こうした反響について「ものづくりの過程も含めて面白がってもらえたのでは」とコメント。一方で、職人減少などの事情で同社で緞子地が織れなくなってしまったといい、「西陣の現状にも興味を持っていただけたら」と語っています。

2 時間前
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