自らの幸福度を下げてしまう「3つの共通パターン」

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その1:心の土台となる「安全」が確保されていない

現代では、挑戦することや成長し続けることが高く評価されます。

転職、起業、新しいスキルの習得、人生のレベルアップ。

こうした言葉は前向きで魅力的に聞こえます。

しかし、心理学の考え方では、より高い目標を追う前に「安全の欲求」が心理的な土台として重要になります。

ここでいう安全とは、経済的な安定、健康への安心、生活の予測可能性などです。

土台が揺らいでいると、私たちの心と体は警戒状態を続けます。

その状態で大きな夢を追いかけても、心のリソースは未来の成長ではなく、目の前の不安に奪われてしまうのです。

実際、『Science』に掲載された先行研究では、経済的な欠乏感が認知的な処理能力を低下させることが示されています。

経済的に不安定だと感じている人は、短期的な心配ごとに注意を取られ、計画を立てたり、長期的な判断をしたりする力が損なわれやすくなるのです。

また重要なのは、単に収入が多いか少ないかだけではありません。

本人が「自分は安全だ」と感じられているかどうかが、人生満足度に大きく関わります。

もちろん、多くの場合、収入や生活の安定はその感覚と深く結びついています。

それにもかかわらず、睡眠不足、経済的不安、過剰な仕事量を抱えたまま、自己実現を目指そうとする人は少なくありません。

その結果、「大きな夢を追っている」「努力している」と見えながら、実際には燃え尽きに近づいてしまうことがあります。

本来なら意味を感じられるはずの目標を追っているのに、常に疲れていたり、神経が張りつめていたりするなら、まず見直すべきなのは夢の大きさではなく、心の安定性かもしれません。

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