米コストコにガソリン求める顧客が殺到 なぜそれほど安く販売できるのか

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(CNN) 米小売り大手コストコが先週の四半期決算発表で明らかにしたところによると、同社のガソリン給油所の多くが需要に圧倒され、供給不足を避けるためにタンクローリーを日に何度も呼ばなければならない事態に陥っている。

全米でガソリン価格が1ガロン(約3.8リットル)あたり4ドル(約638円)を超える中、安価なガソリンを求める人々がコストコに向かっている。コストコは通常、地元のガソリンスタンドより1ガロンあたり約30セント安く販売している。

ガソリンが安い時期は長蛇の列が客足を遠のかせることもあるが、今は違う。過去3カ月の間に初めてコストコで給油した会員は相当数に上るという。

なぜコストコはこれほど安くガソリンを売れるのか。そのすべてはチキンにある。まあ、ある意味で。

「原価割れの客寄せ商品」ではない

コストコは1ガロンあたり数セントではあるが、ガソリンで実際に利益を上げている。ただし、ほとんどのガソリンスタンドが上乗せする25~35セントの利益は大幅に下回る。

小規模なガソリンスタンドと異なり、コストコはその巨大な規模と会員制モデルによって利益を生み出せるからだ。

昨年でいえば、同社の利益の約3分の2を会員費が占めた。コストコは大半の商品をガソリンと同じやり方で販売している。原価またはわずかな上乗せか、時には原価を下回る価格で販売するのだ。有名な1ドル50セントの炭酸飲料付きホットドッグはその典型といえる。

ガソリン価格が高くなると、コストコのガソリン販売量は増える。しかしガソリンは利益率が最も低い商品群に含まれるため、同社の売上総利益は圧迫される。価格が低い場合はその逆だ。

昨年はガソリンの平均価格が1ガロンあたり3ドルを下回る期間がかなり長く続いたため、売上総利益率は約0.1ポイント改善した。コストコによると、昨年のガソリン販売額は前年に比べ23億ドル少なかった。

コストコは747カ所の給油所を持ち、昨年の売上全体の10%を占めた。

チキンドライバー

コストコによると、給油した顧客の約半数は店舗に足を運ぶ。コストコの給油所を利用する会員が過去最多となる中、店舗の客足は約5%増加した。また、来店客の購買額も増えている。

コストコのローランド・バクリス最高経営責任者(CEO)は28日、電話会議でアナリストらに「給油所を利用する会員は通常、店舗でより多く購入する傾向があるため、今後もこうした会員の利用は高まる」との見方を示した。この会議でガソリンが言及された回数は72回に上った。

バクリス氏によれば、ガソリン代が生活費に占める割合が高くなったことがコストコの競争力のある価格に優位性をもたらした。

驚きの安さで話題になる同社の商品の中でも特に人気なのが、ロティサリーチキンだ。4ドル99セントという価格は、地元のスーパーマーケットを大きく下回る。チキンは店舗の後方で販売されており、顧客は通路を通り抜けなければならない。その途中で他の商品を手に取ることも多いだろう。

コストコはこの機を逃さず、肉と卵(こちらも店舗後方で販売)の割引を実施し、さらに多くの顧客を呼び込んだ。

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