主演・窪塚洋介さん、脚本・宮藤官九郎さん、監督・行定勲さんによる青春映画『GO』が、劇場公開25周年を記念し6月12日(金)より2週間限定でリバイバル上映されています。
窪塚さん演じる在日コリアンの高校生「杉原」の恋愛やアイデンティティの葛藤を通して、名前や国籍に縛られない“自分”を模索する姿が描かれた本作。
公開された2001年当時、柴咲コウさんをはじめ若手俳優が出演していましたが、なかには「あの俳優出てたの!?」と意外なキャストも。振り返ってみましょう。
萩原聖人、麻雀プロに。YouTube配信も
出番は少ないながら、主人公とつかの間、心通わせる警官を演じたのは、萩原聖人さんです。傷心の主人公を路上で呼び止めた警官でしたが、二人が交わした橋の上での会話は、立場を超えて理解しあえるシーンとして、映画を見た人々にとって印象深いものになりました。
萩原さんは、その後、映画『この世の外へ クラブ進駐軍』『BOX 袴田事件 命とは』などに主演。俳優に加えて、麻雀プロ(日本プロ麻雀連盟) 、Mリーガーとしても活動、YouTubeで配信もしています。
水川あさみ、村田充も出演
役の名前は不明ながら、印象的なのが水川あさみさんが演じた「チマチョゴリの少女」。主人公の親友が、この少女が日本人学生にからまれていると思い込み助けようとしたことをきっかけに悲劇が起きてしまいます。
水川さんはその後、大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』(NHK)や『西郷どん』(NHK)、『笑うマトリョーシカ』(TBS)など多数のドラマに出演。短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)』Season4の1作『おとこのことを』では初めて監督を手がけました。また、2019年には俳優の窪田正孝さんとの結婚を発表しました。
主人公の高校の同級生で日本人の友達「加藤」を演じたのは村田充さんです。村田さんはファッションモデル出身で、『GO』が初めての映画出演です。主人公に挑んだ最初の挑戦者で、広域指定暴力団の親分の一人息子という役柄でした。
その後、『仮面ライダー響鬼』『仮面ライダーキバ』や映画『るろうに剣心』などに出演した村田さん。『弱虫ペダル』シリーズや『おそ松さん connected STAGE SIX MEN’S SHOW TIME』など漫画を原作とした舞台でも活躍しています。また、故・神田沙也加さんと2017年に結婚、2019年に離婚を公表しました。
他にも、主人公が父と乗ったタクシー運転手は故・大杉漣さん、民族学校の先輩「タワケ」役は山本太郎元参議院議員が演じました。
窪塚洋介「円の外には手強い奴らがたくさんいますが」投稿
窪塚さんは6月12日にInstagramのストーリーを更新し、本作内の山崎務さん演じる元ボクサーの父親とのシーンの映像に「円の外には手強い奴らがたくさんいますが今日から2週間劇場でかかります」と添えました。
また窪塚さんは25周年記念メッセージでリバイバル上映にあたっての心境を明かしました。
「”国境線なんか、俺が消してやるよ”
『GO』の公開から四半世紀。自分自身の生き方にも大きな影響を与えた作品がリバイバル上映されるというのは、うれしいのと同時に非常にエモいです。
当時そこにあった熱量と、世代を超えて響く色褪せないメッセージは、今を生きる人々にもきっと届くはず。
初めて観る人も、25年ぶりの人も、この機会に是非、劇場でご覧ください」
クドカン、映画デビュー作に「イキがってて恥ずかしいけど」
脚本を担当した宮藤官九郎さんも、25周年記念メッセージで自身の映画第一作を振り返りました。
「『GO』は映画の脚本としてはデビュー作で、今観返すと構成とかイキがってて恥ずかしいけど、やっぱ窪塚くんはイイし、柴咲さんは可憐だし、大竹しのぶさんも山崎努さんも最強だし、汗とか血とか涙とか体温とか、2000年代の青春映画ってこうだったよなぁと身につまされました。
なんつっても初めては1回しかないので、こんな最高の瞬間たちをフィルムに残せたことは一生の宝です」
『GO』直木賞作品が原作。映画賞を多数獲得
映画『GO』は、金城一紀さんによる直木賞を受賞した小説を原作としています。
映画は、日本アカデミー賞で最優秀監督賞(行定勲監督)、最優秀脚本賞(宮藤官九郎さん)をはじめ、主演男優(窪塚洋介さん)、助演男優(山崎努さん)、助演女優(柴咲コウさん)、撮影(柳島克己さん)、照明(高屋斎さん)、編集(今井剛さん)の8部門もの賞を受賞しました。
また、韓国のスターマックスと日本の東映映画会社が共同制作した映画作品です。

3 時間前
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