”神童”の「高い知能」が成人期まで続くことは稀、大規模研究で判明

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幼い頃の「頭の良さ」はどこまで将来を予測できる?

一般認知能力(GCA)は、語彙や推論、問題解決など、さまざまな認知課題に共通する総合的な能力を表す指標です。

認知能力は比較的安定した特徴として知られていますが、その安定性は幼い頃ほど低く、成長するにつれて高まることが過去の研究から示されていました。

そこで研究チームは、幼少期に高いGCAを示した子どもが、その後も同じ高い位置を保つのか、また、その変化にどのような要因が関係するのかを調べました。

使用したのは、英国のTwins Early Development Study(TEDS)のデータです。

研究では4歳、7歳、12歳、16歳、21歳のGCAを分析し、年齢に応じて語彙や言語理解、図形を使った推論など複数の課題から総合的な認知能力を測定しています。

主要分析では7歳時点の得点が99より高く115未満だった3958人と、平均より1標準偏差高い115を超えていた1580人を比較し、それぞれの得点が年齢とともにどう動いたかを統計モデルで追いました。

さらに、認知能力と関連の深いポリジェニックスコア(多数の遺伝子のわずかな影響を合計して、ある特性のなりやすさを数値化した指標)、親の学歴や職業に基づく社会経済的地位、家庭環境、行動上の問題、学校への取り組み、人生上の出来事との関連も調べています。

その結果、高い認知能力を示す人の顔ぶれは成長の途中でかなり入れ替わっていました。

つまり、幼少期の一度の判定だけでは、その子が将来も同じ位置にいるかを予測するのは難しかったのです。

では実際に、どれほど大きな入れ替わりが起きていたのでしょうか。

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