千葉県は5月21日、70代の男性が「マダニ」媒介の“日本紅斑熱”によって死亡したと発表した。
野外での活動後、気づかないうちに服についていることもあるマダニ。実は、家にある身近なもので取り除けるという。
マダニから身を守る方法をまとめた。
「マダニ」媒介で死亡
発表によると、70代の男性は5月9日、館山市の自宅で倒れているのが発見された。
病院に救急搬送されたが、12日に腎機能の低下が確認され、翌13日に死亡。その後の病原体検査で、「日本紅斑熱」に感染していたことが分かったという。
国立健康危機管理研究機構によると、マダニは野生動物が出没する環境に多く生息しており、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などでも見られる。
春から秋(3~11月)にかけて活動が活発になるが、冬季に活動する種類もいるという。
人だけでなく、野ネズミやイノシシなどの野生動物、ネコ、散歩中のイヌからも吸血する。一度吸血を始めると、10日間以上に及ぶこともある。
マダニが媒介する感染症については、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ダニ媒介脳炎、日本紅斑熱などがある。
SFTSについては、これまで1071人の報告があり、そのうち117人が死亡しているという(2013年〜2025年4月30日)。

Dmitriy Osiyev via Getty Images/iStockphoto
身近なものでマダニを取り除く
裏山や畑などにもいるため、野外活動後にマダニが服についている可能性は十分ある。
そんな時に有効なのが、「ガムテープ」や「粘着カーペットクリーナー」を使って取り除く方法だ(国立健康危機管理研究機構)。
服にペタペタと貼り付けると、マダニを取り除くことができる。
そもそも上着や作業着は家の中に持ち込まないようにし、シャワーや入浴時にダニの付着をチェックすることも大切だ。
万が一刺されてしまった場合は、吸血中のマダニを無理に取り除こうとしてはいけないという。
口器が皮膚の中に残ってしまい、化膿することがあるためだ。その際は、皮膚科などで除去・消毒といった適切な処置を受けなければならない。
また、刺された後は数週間程度、体調の変化に注意する必要もあるという。

6 日前
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