幼少期の「ごっこ遊び」、数年後のメンタルと関係していた

6 時間前 2

ごっこ遊びの影響を調査

ごっこ遊びとは、現実の物や状況を、別のものとして扱う遊びのことです。

たとえば、ぬいぐるみにご飯を食べさせる、タオルを毛布に見立てる、段ボール箱を家にする、友だちと役になりきって遊ぶといった行動が含まれます。

大人から見ると単なる空想遊びに見えるかもしれません。

しかし小さな子どもは、ごっこ遊びを通して気持ちを表現することがあります。

まだ言葉で不安や怒りを十分に説明できない子どもでも、遊びの中では経験を再現したり、誰かの役になったり、自分の気持ちを外に出したりできます。

これまでの研究でも、ごっこ遊びは不安への対処や感情発達と関係する可能性が指摘されてきました。

ただし、ごっこ遊びが数年後のメンタルヘルスとどう関係するのかを、大規模な一般集団で長期的に調べた研究は多くありませんでした。

そこで研究チームは、オーストラリアの大規模縦断研究「Longitudinal Study of Australian Children」のデータを使い、子ども1426人を対象に分析しました。

調査では、まず2〜3歳時点で、保育者が子どものごっこ遊び能力を評価。

評価項目には、人形やぬいぐるみに食べ物をあげるような単純なふり遊び、物を別の物に見立てる遊び、友だちと役割を演じる遊びが含まれていました。

その後、4〜5歳と6〜7歳の時点で、保護者と教育者が子どものメンタルヘルスを評価しています。

ここで見られたのは、不安や抑うつ、引きこもりのような内在化問題と、攻撃性、多動、ルール違反のような外在化問題です。

結果として、2〜3歳の時点でごっこ遊び能力が高かった子どもほど、4〜5歳、6〜7歳の時点で、こうした情緒面・行動面の困難が少ない傾向が見られました。

より詳細な結果を次項で見ていきましょう。

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