幼児向け食品の8割は超加工食品、約半数は栄養基準満たさず 米研究

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2026.07.31 Fri posted at 18:00 JST

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一般的な超加工食品であるピザを食べる子ども/EvgeniiAnd/iStockphoto/Getty Images

一般的な超加工食品であるピザを食べる子ども/EvgeniiAnd/iStockphoto/Getty Images

(CNN) 米国で幼児向けに販売されている食品の5品目中4品目が超加工食品であることが、食料品店の棚に並ぶ2700点以上の商品を分析した研究で明らかになった。また、それらの商品の約半数は、世界保健機関(WHO)が定める子どもの栄養基準の少なくとも1項目を満たしていなかった。

「我々は、親が食料品店に行ったとき実際に何を目にするのかを知りたかった」。研究論文の筆頭著者で、ロサンゼルス小児病院小児科の博士研究員であるエリン・ハドソン氏は述べた。

「その答えは、商品の80%以上が超加工食品だということだった」「多くは糖分やナトリウムの値が高いが、親は売り場を歩いて見ただけではそれを判断できない」(ハドソン氏)

WHOの「栄養および販売促進プロファイルモデル」によると、生後半年から3歳までの子ども向けに販売される市販食品には、添加糖、人工甘味料、濃縮果汁を含めてはならず、飽和脂肪とナトリウムも制限するべきとされている。

「糖分に関するWHO基準を満たしていない幼児向け商品は、超加工食品である可能性が4倍高いことが分かった」とハドソン氏は述べた。同氏は26日に開催された米国栄養学会の年次総会で、この予備的な研究結果を発表した。

「食品の約4分の1は推奨量を超えるナトリウムを含んでおり、一部は脂肪分が多く、高カロリーだった」「これにはオーガニック食品も含まれていた」。ハドソン氏はそう付け加えた。

フルーツパウチやオートバーは糖分が多い食品の例であり、インスタントのマカロニ&チーズボウルやターキーソーセージはナトリウムと脂質が多く、ピーナッツバターパフはナトリウム、脂質、そしてカロリーが高かったことが研究者らによって明らかになった。

「問題は、こうした高糖分・高塩分の超加工食品に何が含まれているかだけではなく、これらが本来食べるべき健康的な食品を食卓から追いやってしまうことにある」と、乳幼児の健康問題に取り組む非営利団体ヘルシー・ベイビーズ・ブライト・フューチャーズの研究ディレクター、ジェーン・ハウリハン氏は述べた。同氏は今回の研究には関与していない。

「フルーツスナック、加糖ヨーグルト、クラッカー、スナックバーでお腹を満たした幼児は、全粒穀物、野菜、豆類、その他のより健康的な食品を食べる量が少なくなる可能性がある」(ハウリハン氏)

人生の極めて重要な段階

米国小児科学会によると、子どもの生後最初の1000日間は、脳の成長と発達、そしてその後の健康にとって極めて重要な時期だ。健康的な食事は、その発達を支える重要な要素の一つとなる。

また、幼児期は生涯にわたる味覚の好みが形成される時期でもあると専門家は指摘する。幼少期に甘すぎる食品や高度に加工された食品を食べ過ぎると、将来的に自然で栄養価の高い食品よりも、砂糖や人工的な風味を好むようになる可能性がある。

「子どもが噛(か)んで食べられるようになったら、親は必ずしもスーパーのベビー・幼児食品売り場で買い物をする必要はない」。研究の主任著者であり、テキサス大学オースティン校栄養科学科の助教を務めるマリッサ・バーガーマスター氏はそう述べた。

「子どもは家族が食べている健康的な食事やおやつなら何でも食べられる。ただ細かく刻むか、つぶしてあげればいい」とバーガーマスター氏。「業界は、こうした幼児向け食品が幼児の健康のために作られたかのように親に思わせるマーケティングをしてきたが、それは事実ではない」

米国食品医薬品局(FDA)は2025年、ほとんどの包装食品を対象に、包装前面に「添加糖」「ナトリウム」「飽和脂肪」の含有量を「低」「中」「高」で表示することを義務付けるラベル表示制度を提案した。しかし現時点では、4歳未満の子ども向けに販売される食品は、この要件の適用除外となる。

業界を代表するコンシューマー・ブランズ協会はCNNへのメールで、「米国で信頼されている家庭向けブランドは、さまざまな食事ニーズ、嗜好(しこう)、そして家計に対応できるよう、安全で手頃な価格かつ便利な製品を幅広く保護者や養育者に提供している」と述べた。

同協会の広報担当者は、「現在『超加工食品』という用語について、普遍的に受け入れられた科学的定義は存在しない」としたうえで、「特定の主張に合わせるために都合よくデータを取捨選択することは、リスクに基づき、査読を経た厳密な科学的プロセスの重要性を損なうものに他ならない」と述べた。

添加物の多さ

この研究では、ハドソン氏らの研究チームがテキサス州オースティンの21店舗の食料品店で、生後半年から3歳の子ども向けとして販売されている食品を撮影した。粉ミルクや飲料、ピューレなどの初期離乳食は調査対象から除外した。

研究者らは、2783製品の栄養成分表示を分析し、糖分、塩分、飽和脂肪・不飽和脂肪、総カロリー、添加物を調査した。その後、食品を加工度によって4つのカテゴリーに分類するNOVA分類システムと比較した。

NOVA分類のグループ1は、果物、野菜、肉、牛乳、卵など、自然な状態の未加工または最小限の加工しか施されていない食品。グループ2には、塩、ハーブ、油などの調理用素材が含まれる。グループ3は、グループ1と2を組み合わせた加工食品で、缶詰や冷凍野菜などがこれに当たる。

グループ4には超加工食品が含まれ、一般的には自然食品には存在しない人工的な成分が使われている。添加物には、カビや細菌の繁殖を防ぐ保存料、混ざり合わない成分が分離するのを防ぐ乳化剤、人工着色料や色素、香りや風味を強める成分、消泡剤、増量剤、漂白剤、ゲル化剤、光沢剤、さらに食品をより魅力的にするために加えられたり改変されたりした糖分、塩分、脂肪などが含まれる。

今年1月に発表された先行研究では、乳児・幼児向け食品651製品の70%以上に添加物が含まれていたことが明らかになった。近年の研究でこれらの添加物は、炎症や腸内細菌叢(マイクロバイオーム)の乱れとの関連が指摘されている。

1月の研究の筆頭著者を務めたノースカロライナ大学チャペルヒル校の栄養学非常勤助教、エリザベス・ダンフォード氏は、「周知のように乳児の腸はまだ十分に発達しておらず、大人の胃のように添加物を処理することはできない」「こうした添加物は必要ない。単に見た目をより魅力的にする目的で使われているにすぎない」と語った。

連邦レベルのガイドラインが策定されるまでは、健康的でない商品の中からより健康的な選択肢を見つける責任は親にあると、専門家は述べている。

そのためには、親は栄養成分表示と原材料表示を読む必要があると、ホウリハン氏は指摘した。

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