対ウクライナ・米国戦争でロシア・イランが連携 兵器、情報を供与

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第93ホロドニー・ヤール独立機械化旅団の報道部が提供したこの写真では、兵士たちが2026年8月4日火曜日、ウクライナのドネツク州クラマトルスク前線都市付近のロシア軍陣地に向けて、多連装ロケットシステムBM-21「グラード」を発射する準備をしている。(イリーナ・リバコワ/ウクライナ第93機械化旅団提供、AP通信経由)

第93ホロドニー・ヤール独立機械化旅団の報道部が提供したこの写真では、兵士たちが2026年8月4日火曜日、ウクライナのドネツク州クラマトルスク前線都市付近のロシア軍陣地に向けて、多連装ロケットシステムBM-21「グラード」を発射する準備をしている。(イリーナ・リバコワ/ウクライナ第93機械化旅団提供、AP通信経由)

By Mike Glenn – The Washington Times – Wednesday, August 5, 2026

 ロシアとウクライナの戦争、そして米国とイスラエルがイランと対峙する中東の紛争は、それぞれ異なる地域情勢に起因する別個の政治対立だ。しかし、両者を隔ててきた境界線は次第に曖昧になってきている――。元米軍高官らは5日、こうした見方を示した。

 イランはロシアに無人機を供与し、ロシアはそれを使ってウクライナの都市を攻撃している。一方、ロシアはイランに対し、米軍艦艇や基地の位置情報を含む衛星画像や標的情報を提供している。

 こうした連携は7月、ウクライナの長距離無人機がカスピ海でロシア向け兵器を輸送していた貨物船を攻撃したことで、より鮮明になった。

 北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍最高司令官を務めた退役空軍大将フィリップ・ブリードラブ氏は、「積み荷の一部はイラン製だったが、ウクライナは送り主が誰であろうと攻撃をためらわない。イランはこれに強く反発しており、ウクライナ戦争と米・イラン衝突の双方を巻き込む、より大きな問題へ発展していくだろう」と述べた。

 ブリードラブ氏と、米中央軍副司令官を務めた退役空軍中将トーマス・バーゲソン氏は5日、シンクタンク「ユダヤ国家安全保障研究所(JINSA)」が主催した討論会で、中東とウクライナの戦争の結び付きが強まっている現状について議論した。

 7月25日の無人機攻撃の数日後、ウクライナのゼレンスキー大統領とイスラエルのネタニヤフ首相は、それぞれトランプ大統領との会談のためワシントンを訪れていた際、会談を行った。

 バーゲソン氏は、近年のロシアとイランの中東での利害は一致していると指摘した。

 「私が中央軍にいた頃も、両国はシリアでアサド政権を支援するため緊密に協力していた。ロシアは地中海の空軍基地と港湾を維持したいという思惑があり、イランはシリア経由でレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラに補給するための回廊を確保したいという狙いがあった」と語った。

 ロシアとイランは2025年1月、包括的戦略安全保障協定を締結した。相互防衛条約ではないものの、両国の間で進められてきた技術協力は大幅に拡大したとバーゲソン氏は述べた。

 「現在見られるのは、イランとロシアが互いにさまざまな技術を供与し、それがウクライナの戦場で実際に使用されているということだ」

 イランは当初、数百機規模の自爆型無人機をロシアへ供与した。主力はシャヘド136型とシャヘド131型で、供与数については諸説あるものの、専門家は600機から3000機超と推計している。

 バーゲソン氏は、イランはロシアから提供された情報を活用し、サウジアラビアのプリンス・スルタン空軍基地やヨルダンのムワファク空軍基地に対する最近の攻撃を計画、実行したとの見方を示した。ムワファク基地は何度も、イランのミサイルや無人機攻撃の標的となっている。

 同氏は「ヨルダンの空軍基地への攻撃では、われわれの防空砲兵部隊が狙われた。こうした攻撃を成功させるには、防空システムの能力や配置を熟知し、それを回避しながら高い精度で攻撃する必要がある」と述べた。

 ウクライナとイスラエルの間には、共通の敵に対抗する正式な防衛協定は存在しない。しかし、バーゲソン氏は、水面下では両国の協議が行われていると断言できると語った。

 「このように、同じ価値観を持ち、類似した敵との存亡を懸けた戦いに直面している国同士で、情報や戦術、技術、運用手順を共有することは、われわれも積極的に後押しすべきだ。そうした協力を奨励しない理由はない」と強調した。

 ブリードラブ氏は、米国によるイランのミサイル戦力への攻撃は一定の成果を挙げているものの、完全な無力化には至っていないと指摘した。

 「われわれはその目標に対して強力かつ精密な攻撃を加え、一定の成果を収めている。しかし、イランには依然として攻撃能力が残っている。現在のイランの合言葉は『この戦争に勝つ必要はない。生き延び、戦争を継続できればいい』というものだ」

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