秋になると、どこからともなく漂ってくるキンモクセイの甘い香り。実は、その前後にも別の「モクセイ」の仲間たちが、順番に香りを届けてくれるそうです。
東京都国分寺市の国産香水メーカー「武蔵野ワークス」(@musashinoworks)が紹介したのは、毎年観察している「モクセイ属香りのバトンリレー」。
投稿によると、まず咲くのは淡い黄色の花をつける「ウスギモクセイ」。続いて白い花の「ギンモクセイ」、おなじみの「キンモクセイ」、そして「ヒイラギモクセイ」へと続きます。
さらに、その後に「ヒイラギ」が咲くとリレーは終了。いよいよ冬を迎えるのだとか。
香りにはそれぞれ個性があり、ウスギモクセイはレモンを思わせる爽やかな柑橘系の香りに甘さが加わったような印象。ギンモクセイはキンモクセイに似つつも穏やかで、キンモクセイは鮮やかなフルーティーフローラル、ヒイラギモクセイは樹の実を思わせるような、こっくりした甘さが特徴だそうです。
武蔵野ワークスでは、武蔵国分寺公園などでモクセイの仲間を定点観測しており、過去9年分のデータも紹介。今年は関東が涼しくなる予報を受け、「香りのバトンリレー」のスタートが早まりそうだとしています。
投稿には、「キンモクセイだけじゃないんだ!」「順番があるんだ」「いい豆知識」「今年も甘い香りの季節が近付いてきた」「もう金木犀の季節に入るのね、早いなぁ」など、季節の移ろいを楽しむ声が寄せられています。
なお、「木犀(モクセイ)」という名前は、樹皮の様子が動物のサイの皮膚に似ていることに由来するといわれています。「犀」は文字通り、動物のサイのこと。甘い香りで知られる可憐な花には、意外にも力強い動物の名が隠れています。

1 時間前
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