“嘘をつく子供”は将来どうなる?長期研究で見えた「普通の嘘」と「危険な嘘」の違い

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嘘をつく子供は将来どうなるのか

これまで子どもの嘘については、幼児期に嘘をつく能力がどのように現れるのか、認知能力とどう関係するのかがよく研究されてきました。

しかし、「嘘をつく子どもが、その後どのような発達をたどるのか」を長期間追跡した研究は多くありません。

そこで研究チームは、ケベック州で行われた長期調査のデータを用いました。

対象となったのは、1986年から1988年にフランス語圏の幼稚園に通っていた3017人の子どもたちです。

このうち2000人は代表的なサンプルとして無作為に選ばれ、残る1017人は幼稚園時点で行動上の問題が比較的多く見られた子どもたちでした。

研究では、親と教師が「その子はどれくらい嘘をつくか」を、6~19歳までのそれぞれの時点で評価しました。

回答は「当てはまらない」「時々ある」「頻繁にある」の3段階でした。

さらに研究チームは、6歳時点の攻撃性、12歳時点の衝動性、19歳時点の攻撃性、22歳時点の反社会性パーソナリティ障害の基準、25歳までの犯罪歴も調べました。

つまりこの研究は、単に「嘘をついたかどうか」を見るものではありません。

子どもの嘘が、成長とともに減るのか、増えるのか、あるいは一定のまま続くのかという「軌跡」を調べたのです。

その結果、ほとんどの子どもでは、嘘は低頻度で安定しているか、年齢とともに減っていく傾向が見られました。

一方で、一部のパターンでは、攻撃性や衝動性の高さ、成人初期に見られる反社会性パーソナリティ障害の基準、犯罪歴との関連が確認されました。

では、本当に「危険な嘘」とはどのようなパターンだったのでしょうか。より詳細な結果を見ていきましょう。

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