ホルムズ海峡を巡るイランの内部対立、指導部内のより深い亀裂露呈 専門家が見解

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(CNN) ホルムズ海峡を巡るイランの最近の内部対立は、対米戦略を巡る指導部内のより深い亀裂を浮き彫りにしている――。地域の専門家がCNNの取材に、そんな見解を明らかにした。

イスラエル国家安全保障研究所(INSS)のイラン専門家、ダニー・シトリノウィッツ氏はCNNに対し、「こうした内部対立は単なる政治的茶番ではない。イランの長期的な対米戦略を巡るより深い争いを映すものだ」と説明した。

イランのアラグチ外相は17日、X(旧ツイッター)にホルムズ海峡は船舶に開放されたと投稿。しかし、国営系メディアはその数時間後、「船舶の通航はイラン軍の完全な監督下に置かれ、(米国による)いわゆる海上封鎖が続く場合、そうした通航は無効と見なされる」と確認した。

複数の国営系メディアからは、ホルムズ海峡に関するアラグチ氏のXへの投稿を強く批判する報道が出た。強硬派メディアのタスニム通信は、この投稿を「拙劣で不完全」と形容。「多くの批判や臆測」を招き、トランプ米大統領の立場を助ける結果にさえなったと指摘した。

別の保守系メディアのメフル通信も、関係する当局者に対し「この問題について必要な説明を行うよう」求めた。

シトリノウィッツ氏は、海峡を一時開放するというイランにとって束(つか)の間の勝利が、「イラン指導部内の重大な緊張」を露呈させたと指摘する。

「特にイスラム革命防衛隊の一部と、ペゼシュキアン大統領やアラグチ外相を中心とするより現実的な政治指導者の間で、不信感が高まっている状況が浮き彫りになった」(シトリノウィッツ氏)

シトリノウィッツ氏はアラグチ氏の投稿に対する批判について、イランが躍起になって演出してきた結束の脆(もろ)さをあぶり出すものだと説明。現在のパワーバランスは、革命防衛隊を含む強硬派に有利に傾いているように見えると言い添えた。

「交渉再開の可能性が浮上する中、結論として一つ明らかなのは、イランは譲れない一線から引き下がっていないということだ」「それどころか、ホルムズ海峡の支配はこれまで以上にイランの戦略姿勢の要となりつつある」(シトリノウィッツ氏)

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