(CNN) 米国のトランプ大統領は19日、アンドルーズ統合基地で、「世界で最も豪華な航空機」と呼ぶ機体を披露した。ようやく自身の好みに合った大統領専用機を手に入れたことに安堵(あんど)しているように見えた。
「すべてがうまくデザインされている。私の好みだったと言っておこう」。新たな大統領専用機の内部を視察し終えたトランプ氏はそう語った。その上で、赤いカーペットが敷かれたタラップを降り、見守る空軍兵士たちに向かってこう続けた。「私は米国旗の色が好きだ」
大統領による空の旅は、こうして新たな時代を迎えた。
この豪華ジェット機は、2機の老朽化した改造型ボーイング747-200と、同じく2機の新型機との間の空白を埋めるものだ。前者は1990年以来大統領専用機「エアフォースワン」として運用されてきた。後者の新型機は現在改修中で、完了まではあと約2年かかる見通しだ。
新型機の製造遅延はトランプ氏を苛立(いらだ)たせていた。特に、自身の任期が終わる2029年までに完成しない可能性があると聞いたときはなおさらだった。
そこで登場したのがカタールだ。カタールは昨年、この新しいジェット機を国防総省に寄贈した。ホワイトハウスは、外国から4億ドル(約645億円)相当の贈答品を受け取ることに関する倫理的・法的・国家安全保障上の疑問を退けた。空軍はそれ以来、トランプ氏が使用できるよう機体の準備を進めてきた。
カラーリングには変更が施された。ジョン・F・ケネディ元大統領の妻、ジャクリーン夫人が最初に考案し、それ以来大統領専用機で使われてきた淡い青色は姿を消した。
カラーリングについてトランプ氏は「ベビーブルーも気に入っていたが、変える時期だった」と語った。
代わりに採用されたのは、濃紺と白の胴体に赤いストライプが走るデザインだ。尾翼の星条旗も以前より少し柔らかい印象になっている。
「旗に波をつけた」とトランプ氏は説明。従来のまっすぐな線はあまり好きではなかったと明かした。
こうした変更の結果、おそらく偶然ではないのだろうが、新たな機体はトランプ氏が長年使用してきた私用ジェット機と非常によく似た外観になった。
トランプ氏はカタール側が残した内装に満足しているようで、パネル張りの品質を称賛した。見学した記者たちは、フルフラットになる革張りの座席を確認した。壁やカーペットはベージュ系で、照明器具は金色だった。
変更が施されたのはシートベルトで、大統領紋章が新たに付けられた。
トランプ氏は7月4日の建国250周年を前に、この新たな専用機でラシュモア山へ飛びたいと考えている。独立記念日当日には、連邦議会議事堂上空を飛行する姿を見たいとも語った。

3 週間前
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