警視庁は、AI技術を用いた偽動画などが犯罪に利用されているケースが増えていることを受け、SNSで「ディープフェイク」を見分けるヒントを紹介した。
警視庁がサイバー関連情報を発信するX公式アカウント「警視庁サイバー」(@MPD_cybersec)は5月25日、「技術の進歩によってAI技術を用いた偽の映像や画像が犯罪に用いられるケースが増えています」と投稿。「肉眼だけで偽物を見破ることも困難になりつつありますが、ディープフェイクの脅威に関する理解を深めて偽の情報に騙されないようにしましょう」と呼びかけ、ディープフェイクについての説明や見分けるヒントを公開した。
ディープフェイクとは、AIの技術を活用し、あたかも本物のように生成された偽の動画・画像・音声のこと。
警察庁はディープフェイクを見分けるヒントとして、投稿で以下の3点を挙げている。
①不自然な瞬きや表情
・瞬きが極端に少ない、または多い
・視点が何かを読んでいるように動く
・カメラとは異なる方向を向いている
・会話内容とリアクションが一致しない
②口の動きと音声のズレ
・口の動きと発音、言語が一致しない
③不自然な輪郭や影
・顔の輪郭が揺らいだり、ぼやけたりする
他にも、インターネットやSNS上の情報をすぐに信用せず、発信者や引用元が信頼できる人物・団体かを確認したり、複数の情報源を比較して真意を判断するよう呼び掛けた。
これまでも、ディープフェイク動画は頻繁に問題になっており、2023年には、当時首相であった岸田文雄氏が卑猥な発言をしているように見せた偽動画がSNSで拡散され話題となった。その後も、衆院選や災害、クマ出没などに関するフェイク動画などが拡散されるなど、問題となっている。
また、女性の写真をAIで性的な偽画像に加工する「性的ディープフェイク」および「ディープフェイクポルノ」の被害も深刻化しており、警視庁も「トラブルや犯罪、人権侵害につながるケースがある」と注意を呼びかけている。
こうした被害が増える中、対策の強化が進められていると同時に、国民のリテラシー向上も求められている。

2 時間前
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