コロンビア大統領選、親トランプ派の候補が代表ユニホームの着用を禁じられた理由

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コロンビア・ボゴタ(CNN) 南米の選挙管理当局は今後投票日を設定する際、サッカーの試合日程を考慮に入れた方がいいかもしれない。

今回のコロンビアの事例からは、そうした教訓が得られそうだ。2018年以来となるワールドカップ(W杯)出場への熱狂が、今月21日に予定されている大統領選の決選投票を前に、政界にも波及したためだ。

その結果、3日にはコロンビアの首都ボゴタの地方裁判所が、有力候補と目される右派のアベラルド・デラエスプリエジャ氏に対し、代表チームの鮮やかな黄色のユニホームの着用を禁じる判断を下した。

デラエスプリエジャ氏とその支持者たちは数週間にわたり、政治集会やソーシャルメディアでこのユニホームを着用してきた。保守的なナショナリストであり、「MAGA(米国を再び偉大に)」を彷彿とさせるレトリックをコロンビア政界に持ち込んだデラエスプリエジャ氏は、サッカーのユニホームを国家の象徴と捉える。それは国旗や軍隊と同様に、自らの政治的野望を体現する存在となっている。

6月1日、ホームでのコスタリカとの親善試合でゴールを決め喜ぶコロンビア代表の選手ら/Andres Rot/Getty Images
6月1日、ホームでのコスタリカとの親善試合でゴールを決め喜ぶコロンビア代表の選手ら/Andres Rot/Getty Images

5月31日の第1回投票を前に、デラエスプリエジャ氏は自身に投票する人々に対し、投票所で代表チームのユニホームを着用するよう呼びかけた。候補者が選挙当日に選挙運動を行うことは規則で禁じられているが、当該の呼びかけはその規則を回避するものだった。

左派のライバルであるイバン・セペダ氏をはじめとする批判者たちは、デラエスプリエジャ氏のこうした行動を非難。スポーツ用品の政治利用を嘆き、スポーツ用品はすべてのコロンビア国民のものであるべきだと主張した。4日、アウラ・フォレロ判事はさらに一歩踏み込み、同氏のユニホームの使用は「不適切」であると判断。政治的な場での着用を正式に禁止した。ユニホームを使用する権利は他の大統領候補とその支持者にも平等に与えられているにもかかわらず、現状はデラエスプリエジャ氏と同氏の政党に有利に働いているのがその理由だとした。

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