グーグル、スピリット航空の全データを購入へ AIモデルへの供給が目的

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(CNN) これまでスピリット航空を利用したことがあるだろうか? あるいは同社で勤務したことがあるだろうか? 同社従業員にメールを送ったことは? もしあるのなら、あなたの情報はまもなくグーグルの人工知能(AI)モデルに利用されることになる。

この格安航空会社は5月に全運航を停止し、それ以来、破産手続きを通じて残存資産の売却を進めている。そのほとんどは航空機や設備、不動産だが、他にも価値を有する資産がある。

17日夜遅く、同社がグーグルに1000万ドル(約16億円)でデータを売却することに合意したことが明らかになった。これには、メールや社内通信、スプレッドシート、予約やマイレージ情報などの顧客との取引、そして従業員の人事情報が含まれる。

裁判所への提出書類によると、データから個人を特定できる情報はすべて削除されている。それでもなお、有用な情報の量は膨大なものとなっている。

グーグルの広報担当者はCNNへの声明で、「スピリット航空から企業データセットの一部を取得した。これは当社の製品とAIモデルの改善に寄与するだろう」と述べた。また今回の買収で個人情報を受け取ることはないと確認した。

多くの航空会社が、運賃設定やスケジュールの効率化のためにAIの活用を拡大していると述べている。破産裁判所のショーン・レーン判事は、19日の審理でデータの売却について判断を下す予定だ。

航空会社の破産自体は珍しいことではないが、今回の売却は異例だ。破産したほとんどの航空会社は、データを含めて他の航空会社に丸ごと買収され、その事業に統合される。しかしスピリット航空は、他の航空会社に売却されるのではなく、運航を完全に停止せざるを得なくなった。米国の主要航空会社がそうした事態に見舞われるのは過去25年間で初めてだった。

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